11話 着信 ページ15
『このような場合、なんて言いますっけ』
「詰みですね」
3日前に遡る
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
先日の出来事から2週間が経つ
『病み上がりで残業……』
「上と掛け合いましょうか」
『物理行使ですよね、やめてください』
病み上がりにも関わらず残業三昧、それにプラスしてデスクワークときた
あれから顕現した一期一振と仕事を共にしている
これがまた仕事が出来る刀で飲み込みが早い
「ID320xxxの審神者、先程書類送検されました。資料お持ちしましたがどうしましょう」
『あー、そこに置いといて下さい。後で目を通しときます』
「先月分の書類整理も終わりましたので一休みしませんか」
『まだ資料を6件ほど溜めてるのであなただけでも休んで下さい。溜めてるものが終われば一休みします』
「必ずですよ」
『はい…』
ふと外を見ると季節は夏終わり。セミの代わりにスズムシが、寝苦しい暑さに代わり少し肌寒い風が。
現代の大気汚染で曇がかる空とは違う霊力で作られた空の月が妖しく照らしていた
『ブラットムーン……』
古来から災害の予兆とされる紅い月、周りか紅く照らされる。
私はこの月が嫌い。こんな日は必ずと言っていいほど何かが起こるから
一期と別れて数分、次の資料に手を伸ばしたのと同時に1つの携帯端末から音がなった
『はい、こちら東塔3番デスクのものです』
素早い動きで端末を手に取る
『あの…何かご要件でも』
この端末は政府内で使われるものである。使用者は役人、審神者が使用することは無い
殆どは仕事内容でプライベートで使うことも無いものだ
『(これ以上、仕事増やすの…残業決定)』
気落ちしながら端末に出た。
しかし要件を尋ねても向こうからの応答が無い
『もしもし、聞いてますか。イタズラなら切りm』
「……ﾀｯ…助け……」
耳障りな不通音が端末から聞こえ出す。
目頭を押さえながら椅子にかけていた上衣をはおり、デスクを離れた
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
お久しぶりです！皆さん本当にお待たせしました！！！！！！！！
また見て下さって感謝です(*´ч`*)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 388人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱音(プロフ) - 更新ありがとうございます（ ; ; ）無理はして欲しくないですが更新はいつまでも楽しみに待っております…作品、とっても好きなので…！！お体にはお気をつけて、気分が乗った時にでもふらっと更新して頂ければと思います…(;_;) (2020年9月3日 1時) (
レス) id: 22e9277f7c (このIDを非表示/違反報告)
チハ(プロフ) - 更新停止しているようですが大丈夫ですか？？とっても黒龍さんが手がける小説おもしろいので頑張ってください！応援しています！ (2018年3月14日 23時) (レス) id: e8acb650b0 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍なすび(プロフ) - 連載再開ありがとうございます(；；) めっちゃ設定好みで前から読ませて貰ってました〜〜 これからも応援してます！！！ (2017年10月22日 22時) (レス) id: 919af87750 (このIDを非表示/違反報告)
うさだ - 男装女子、大好物なんです…！ヤンデレ一期もたまらん！とても面白いので応援してます！そして、イラスト素敵すぎます( 〃▽〃) (2017年8月13日 0時) (レス) id: fc438ca9b2 (このIDを非表示/違反報告)
膝丸の太もものけしからん紐になりたい(プロフ) - こういう特殊設定の小説まってました！更新応援してます (2017年7月29日 20時) (レス) id: 4f4a546599 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒龍 | 作成日時：2017年7月29日 19時
