24話 地下2 ページ6
なぜ僕がここにいるのか
そんなこと言っても誰も分からないよね
『ヤツはどうしようもなくクズなことがわかりました。一期さん、あなたは鎮守部に連絡を。術に長けた者を寄越すよう掛け合ってください』
「その役目、しかと」
『資源も寄越すようお願いします』
急速に手当をしなければならないのは確かだが、今手当をすると霊力の書き換えが行われ、ややこしいことになってしまう
私がこの刀達に出来ることはあのクソ野郎をこの本丸から追い出し、この世から追放することだ
証拠が見つかった今、この本丸に留まる理由は8割型完了している
『乱藤四郎様、よく頑張って下さいました』
そっと彼の手に己の手を重ねる。振り落とされることはなく、
怯えたその瞳はじっと何かを求めるように私の目を見つめた
「一兄とあなたは僕達を助けてくれるの」
「僕生きたくないよ……疲れたちゃったんだ」
小さな声で、震える手で私の手を握る
自分の無力さを感じた
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「新しい主様、よろしくね」
「あー、乱藤四郎かぁ……まぁ顔はタイプ出しいっかな……よろしく」
この男の元に降りてきたのが運の尽きだった
世間で言うとこの男は異常性癖の持ち主である
顔のいい者は慰め者にされ、武力を持つものは戦場で酷使される
夜は誰振り構わず男に痴態を働かされ見世物の様な格好で夜伽を強制された
逆らえば仲間を目の前で嬲り殺される
刀の矜持はことごとく打ち砕かれ
痛め付けるのが好きな男によって仲間は傷ついていった
人間を恨んだけどこの本丸に来た見習いは僕達と同じように男から人権を奪われていた
可笑しいのはコイツだけ
外界から遮断された小さな世界で生きるしかなかった
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
お久しぶりです！
こんなに遅すぎる更新になってしまい、皆様に多大なご迷惑おかけしました
ゆっくりではありますが更新頑張ります(*≧ｍ≦*)
P.S. コメントしっかり読んでます！
お気に入りや評価、コメントが私の励みです！読んで下さってありがとうございました！
続く (更新停止中)
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黒鶴 - ちょっと、いや、だいぶ黒い一期ですね（汗）……かっこいいですけど。続編おめでとうございます。更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2017年3月26日 0時) (
レス) id: f6c5dd62a9 (このIDを非表示/違反報告)
氷菓 - 続編おめでとうございます！今日たまたま一期さんをall350出てに入れてこの小説も読めて嬉しいです。更新頑張って下さい！ (2017年3月17日 22時) (レス) id: 715ff3149b (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりん(プロフ) - 初コメ失礼します！絵がとても綺麗でこんなに次が早く読みたいと思う作品に初めて会いました！更新頑張ってください！！陰ながら応援してます！ (2017年3月12日 22時) (レス) id: f91c70d5b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒龍 | 作成日時：2017年3月12日 17時
