【鬼滅の刃】氷使いの初恋物語

合同任務 ページ5

『では行って参ります、師範。』

義｢あぁ、気を付けてな。｣



今日は、蟲柱の胡蝶様と合同任務だ。

この先の何とかっていう山で鬼が出ているらしい。

何人かの隊士もやられているらしく、十二鬼月なのではとの情報もあり、一緒に柱である胡蝶様も来てくださるらしい。

胡蝶様が来るなら私はいるのかなと思ってたりするんだけど……。お館様が海音も行っておいでとおっしゃってくださったので、行かせてもらうことに。


このあたりで胡蝶様と合流するはずなんだけどな−

し｢海音さん。｣

　『！！胡蝶様！』

し｢ふふっ、今日はよろしくお願いしますね。｣

　『は、はい！！』


あぁ、ダメだ。胡蝶様が美しすぎる。

同じ女として尊敬するよ、ほんと。


し｢ではさっそく、行きましょうか。｣

　『はい！』

し｢ふふっ。｣



　『氷の呼吸 壱ノ型 氷夢……！』

ｻﾞｼｭｯ！！


山に入ってから胡蝶様と二手に分かれている。

比較的各鬼の力は弱いから、一体はすぐ斬れるけど……！

　『伍ノ型 氷狼……！』

数が多い！！斬っても斬っても鬼が減らない。

まずい。こっちの体力がもたなければ全部斬りきれない。胡蝶様もずっとこんなことやってるんだろうか。

こんなにたくさん鬼が出るということは、誰かが操るか何かして弱い鬼を出し、自分を見つけさせないようにしてるということか。

だとしたら早く本体を見つけないと……！


し｢海音さん！！｣

　『！！胡蝶様！本体は……！？』

し｢北東の方にいるようです。一緒に攻め入りましょう。｣

　『はい！』



し｢蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ｣

　『氷の呼吸 弐ノ型 氷時雨』


二人で弱い鬼を切り裂きながら北東に進む。

こうしている間に人が喰われてるのかな……

だとしたら早く息の根を止めないと……！！



　『氷の呼吸 壱ノ型 氷−ｳﾞｯ！ｺﾞﾎｯ』

し｢海音さん！！｣

　『ｺﾞﾎｯ大丈夫です！お構い無く！』

　『氷の呼吸 壱ノ型 氷夢！』


そうやって鬼を斬り進めると、突然鬼が粉々になって消えた。

　『えっ？』

し｢……！海音さん！！｣

　『！！ 氷の呼吸 弐ノ型 氷時雨！』


？｢ﾋﾞｼｬｯ！いやー、危ない危ない。駄目だなあ、こんな危ない攻撃しちゃ。｣

ｻﾞｼｭｯ！！

し｢蟲の呼吸 蜂牙ノ舞 真靡き｣

し｢この子ばかり攻撃してないでこっちにも気を張ったらどうですか？｣

？｢これは驚いた。柱か。柱にしては弱そうだな。そっちの娘は柱ではないだろう？｣

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