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過去 ページ4

私には兄と弟がいた。

親は物心ついた時からいなかった。
 
兄によれば、弟が生まれてすぐに私たち3人を捨ててどこかに行ったきりだそうだ。


正直にいえば両親のいない生活は裕福ではなかった。
私たち兄弟には親がいないことは近所では有名だったし、そのせいで近所からの誹謗中傷も少なくなかった。


でも楽しかった。

寂しくなかった。

兄は私と弟のために必死に働いてくれて、私と弟も家事なんかを手伝って、3人でいつも支えあって暮らしてた。


でもそんな暮らしも長く続かなくて、私が13の誕生日を迎えた時、その幸せが壊れた。

鬼が私たちを襲った−−


 ザシュッ!

 「ぎゃぁぁ……!!」

『兄さん……!拓磨(たくま)……!』

 「姉ちゃん……!」

 「海音!逃げろ……!!」


 誰か助けて……!!

 そう思った瞬間だった。

 変わった羽織が前を横切って、気づいたら鬼の首が転がっていた。

 これが師範と私が初めて会った時だった。


 兄と弟は助からなかった。

 変わった羽織をきた人が早く来れなくてすまなかったと謝った。

 その時に決心した。

 私もこの人みたいに人を守れる人になろうと。


 私は頼み込んだ。私を剣士にしてくれと。

 しかし、まあそんなこと聞き入れてくれるわけもなく、その人は帰ってしまった。

 それでも私は諦めきれなくて、必死に鬼について調べた。鬼殺隊のことや、日輪刀、呼吸の存在のことも。

 そして一人の育手を突き止めた。
 その人も最初は受け入れてくれなかったが、身寄りがないことを知ると家にかくまってくれた。
 そこで育手の動きを見よう見まねでやってみて、さらに自分がやりやすいように調整して誕生したのが雪の呼吸だ。


 そこからはご存知のように師範を見かけては継子にしてくれと頼み続ける日々が続くのだが……。


 義「海音、どうした。具合でも悪いか。」

 『いえ!少しボーっとしてました。』

 義「そうか。」


 『……師範。』

 義「何だ。」

 『私を継子にしてくれて、助けてくれてありがとうございました。』

 義「…!…何だ急に。」

 『言いたくなっただけです。』


  師範、これからもずっと私の側にいてくださいね?

合同任務→←悪夢


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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 水柱   
作品ジャンル:恋愛
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シルビア☆姉貴 - snowさん» 嘴平物語の更新も楽しみにしてます!!!!!(^ω^)(^o^)v(*^^*) (2021年5月26日 20時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
snow - シルビア☆姉貴さん» やっと更新できました(-_-;)読んでくださりありがとうございます(≧▽≦) (2021年5月26日 19時) (レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
シルビア☆姉貴 - snowさん» (///ω///)キヤーーーー。(///ω///)更新楽しみにしてます。(^ω^) (2021年5月25日 20時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
snow - 澪凪さん» わあ!すみません、ミスですね…ご指摘ありがとうございました! (2021年5月25日 19時) (レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - 柱合会議後はまだ、炭治郎が義勇さんのこと冨岡さんって呼んでますよ!とても面白いので頑張ってください! (2021年5月10日 23時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:snow | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aiwo/  
作成日時:2021年1月31日 19時

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