君に届きますように２ (ページ9)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:16,077 hit

〇ページ9

虫「向こう戻ったらまた絶対飲まされる。明日も撮影なのにみんな飲みすぎだら」

「何かいい事あったんですか？」

虫「いい事って言うか、大きな仕事？が一区切りついたからみんなで打ち上げ的な感じ？」

「なんか、悪い時に来ちゃいましたね」

虫「いいのいいの。むしろ、てつや的には万々歳だろうし…僕達もやっとてつやの彼女に会えたから嬉しいんだよ」

私に会えて嬉しい？

虫「てつやが、こんなにベタ惚れなの…ほんっとに久々に見たって言うか…イキイキしてるんだよね」

「えぇ、そーなんだ」

虫「そうそう。だから、てつやの彼女どんな子なのかみんな気になってたわけ。Aちゃんが彼女で安心というか、よかった」

「そんな、褒められるほどの者じゃ」

虫「てつやを宜しくね」

「こちらこそ、、！」

虫さんって、結構女の子に厳しいのかと思ってたけど…そんなことなくて、優しい。

優しいてっちゃんの周りにはちゃんと、いい人が集まるんだね。

て「こーらー！！！俺の彼女になに手、出しとんじゃー！」

さっきまで死んでたてっちゃんが、
目の前に立っている。

虫「出しとらんわ！てつやと一緒にすんなー！」

「え？！てっちゃん、人の彼女に手出すの？！」

て「出さん！出さん！！やい！虫眼鏡！余計なことを言うなー！」

虫「Aちゃん！仲良くね！」

そう言うと、逃げるようにとしみつくん達の輪の中に入っていった。