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「君は行かなくてもよかったのかい♦？」
『……もうキルは私には頼らなくていい。あの家の生まれなら、もう姉の助けを借りてちゃいけない』
「心配なんじゃないのかい♣？」
イルだったら、こっそり見に行くのだろうけど。
私はそこまで、弟の人生に影響を与えるつもりはない。
本当に私とイルは一卵性双生児なのか少し疑問になる。
『まぁね。前も言ったけど、これで挫けるならそれまでってことだ。』
「君らしい♠」
君らしい、とは一体どういうことなのだろう。
たまに言われている気がするのだが。
気にしたら敗けだろうか。
『ねぇ』
「なんだい？」
『一ヶ月後』
「ん？」
『今日から一ヶ月後、その日に
「その日ボク試合入ってるんだけど……まあ興味もなくなったけどね♠」
煽るだけ煽っておいて、興味がなくなったとは酷いねえ。
私には関係ないけど。
『ふぅん。じゃあ、殺してきてあげようか？』
「お金取るんだろう？♦」
『私がヒソカの前の相手になるだけだよ。ちょっと面白そうだし、お金はいいや』
そこそこ儲かってるからね、私は。
この前も怒濤の仕事ラッシュをこなしたから、正直、必要ないくらいには持ってるんだよね。
「そういう所もイルミと似てないよね♠」
『……まあ、イルが私に似てるだなんて可哀想だから似てなくていいよ』
「へえ♣」
どうやらヒソカは納得していないらしい。
が、興味が湧かないので放っておこう。
『じゃあ、申し込みでもしてくるよ』
「ああ、楽しみにしているよぉ♥」
相変わらず気持ち悪いね。
面白い遊び相手だし、イルの友達をやってくれてるわけだから、殺しはしないけど。
私はヒソカの姿が見えなくなった頃、小さく呟いた。
『邪魔になったら殺しちゃおうかな』
――どうせその直前まで気付かれないのだから。
私は一つ息を吐く。
そんな事は永遠に来ないだろうなあ、なんて考えながら、カストロの部屋へ向かった。
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ゆともす(プロフ) - 続き待ってます…！頑張ってください(*^^*) (2018年9月22日 1時) (
レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルブラッド | 作成日時：2018年5月21日 20時
