【HUNTER×HUNTER】我が家の看板娘２ (ページ1)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:5,988 hit

ax ページ1

「遊び相手には不服だったのかい？♦」

『あんただって、殺気凄かったじゃない』

そうなのだ。
観客席の随分遠いところにいたはずなのに、私が試合(一方的な殺し？)をしているところまで届いていたのだ。
気持ち悪くて仕方がなかった。

「しょうがないじゃないか♠」

『ま、あの子達が来るまでは勝負はお預けだからね』

「ソルイ、ボク、君の秘密わかっちゃった♥」

ヒソカは唐突に、恍惚な顔で言った。

『私が跡継ぎになれない理由のこと？』

「そ♦だから、今度戦う(ヤル)ときに答え合わせをしよう♣」

ふーん、君が一番最初にわかるとは思わなかったよ。

『ん、わかった。じゃあ私、あの子達のところに行ってくる』

「え、あ……行っちゃったよ♦本当に自由だな、ソルイは♣ま、そこがイイんだけどね♥」

ぞわっと背中に悪寒が走る。
ヒソカが何やら気持ち悪いことを考えているようだ。
相変わらず、変態だな。

私は銀色の髪の毛をさらりと靡かせながら、70階にいるであろう、キルたちの元へ向かっている。
私が試合をしているうちに二回、試合に勝ち、70階まで登ってきたようだ。
流石、ヒソカが青い果実と見込んだ子達だ。

観客の噂を聴く限り、50階で戦った男の子になかなか勝てなかったようだ。
一方的な試合だったらしいが、相手が倒れなかったという。
多分、その子は誰かに念を教わっているのだろう。
うーむ、その人とも出会えれば面白いのに。

そんなことを思っているそばから、キルを発見した。
私が言えたことではないが、銀髪はやはり目立つな。
私は結構気に入ってるんだけどね。