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「ぎゃああああ！」
自己紹介を終えて、少しすると悲鳴が聞こえた。
「あーら不思議♣腕が消えちゃった♥種も仕掛けもございません♦ぶつかったらちゃんと謝らなくちゃ♠」
床には両腕を切られた男がのたうち回っている。
その傍らにはピエロの格好をした男が薄笑いを浮かべながら立っていた。
『あいつには近づかない方がいいよ。奇術師ヒソカ。去年試験官を半殺しにして不合格になったやつだ』
「そんなやつも試験受けれるのかよ」
シルクが説明すると、レオリオは驚いたように言った。
ハンター試験は試験官によって試験内容が変わる。
試験官が合格と言えば合格なのだ。
((ジリリリリリリッ))
試験開始の合図が鳴り響く。
「･･････405名参加でよろしいですね」
長めの説明をシルクは全く聞いていない。
それどころか、うつらうつらしていた。
「シルクー！行くよー！」
ゴンの声でパチッと目を開けたシルクは歩き始めた。
「……んで、何でお前は歩いてついていけるんだ！？」
しばらく歩いた頃、汗だくのレオリオが叫ぶ。
シルクは平然と前を指差していった。
『サトツさんも歩いてる』
「そうだけどよぉ」
レオリオは納得いっていない様子だ。
それもそのはず、シルクはコートのポケットに手を入れたまま、汗一つかかずに歩き続けているのだ。
ゴーという音と共に後ろからスケボーが近づいてくる。
「おい、ガキ汚ねーぞ！そりゃ反則じゃないか！オイ！！」
「違うよ！サトツさんはついてこいって言っただけだもん！」
「おい、ゴン！どっちの味方だ！」
『五月蝿いな…』
そのやり取りに静かに顔をしかめるシルクであった。
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W,R 芽生(プロフ) - とても面白いです！早く続きが読みたいです。更新頑張ってください(*´ω｀*) (2018年5月6日 9時) (
レス) id: 62dd674ff6 (このIDを非表示/違反報告)
アルブラッド(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます！とても光栄です(≧∇≦) (2018年4月5日 19時) (レス) id: aab53ad4fe (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - ストーリーはさることながら、夢主が格好いい!サーカスの回で惚れました( 〃▽〃) 更新楽しみにしてます! (2018年4月4日 16時) (レス) id: 25f8135882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルブラッド | 作成日時：2018年4月2日 20時
