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c ページ4

『ねえ、ネテロ。私も変装して試験に紛れ込んでもいい?』

「別にいいぞ。だが、お主試験内容知っておるじゃろう?」

『ん?私さっき全く聞いてなかったから知らないよ。』

「(聞けよ!)そうか。」

安定のマイペースぶりを発揮するソルイ。
ネテロは何故試験官にソルイを指名したのかわからなくなってきていた。

「(優秀なんじゃがのぉ…)」

『バレないように変装するか。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ー変装後ー
髪の毛はコートの下に隠す(髪の毛の上からコート着る)
マフラー〈白〉で首元と口元を隠す
黒縁眼鏡をかける
コンタクト〈赤〉で瞳の色を変える
オーラを変えて、雰囲気を変える

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『見た目はバレそうだけど、オーラ違うから大丈夫かな。』

ソルイはそのまま一つ目の試験会場へ向かう。
会場はそれほど遠くないが、始まるまでに時間があった。
なんとか暇潰し出来ないか、と考えた結果、ソルイは…近くにあったサーカス小屋でサーカスを見ることにした。

『(久しぶりだな)』

ナイフ投げに始まり、綱渡り、ライオンの火の輪くぐりと続いた。
やはりピエロは居て、会場を盛り上げる。

「・・・さーて、次はジャグリング!」

最初はボールが3個、ポンポンと回される。
いつの間にか数は増えていて、その数は10個だ。

『(ボールなら簡単だろ)』

ワァー!と盛り上がる会場に比例して、気分が下がっていくソルイ。

隣の客も五月蝿いし、いっそのこと殺してしまおうか。
なんて、思いかけるくらいだった。

『(途中だけど、帰るか)』

少し目立つが、立ち上がりこちらをチラチラ見る観客を殺しそうになりながら、出口に向かう。

「あれ、お兄さん、飽きちゃった?ショーはまだまだこれからやでー!」

『(これなら男に見えるのか)』

興味なさげな表情は変えず、ただ、足を止めてピエロを見る。
必死に手は動かしているが、10個のジャグリングも限界のようだった。

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W,R 芽生(プロフ) - とても面白いです!早く続きが読みたいです。更新頑張ってください(*´ω`*) (2018年5月6日 9時) (レス) id: 62dd674ff6 (このIDを非表示/違反報告)
アルブラッド(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます!とても光栄です(≧∇≦) (2018年4月5日 19時) (レス) id: aab53ad4fe (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - ストーリーはさることながら、夢主が格好いい!サーカスの回で惚れました( 〃▽〃) 更新楽しみにしてます! (2018年4月4日 16時) (レス) id: 25f8135882 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルブラッド | 作成日時:2018年4月2日 20時

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