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あれから数時間。
交代でやっているとはいえ、二人には流石に疲れの色が現れていた。
ネテロは汗一つかいていないが、二人は汗だくなのだ。
『そろそろ飽きてきた…』
思わずうつらうつらしてしまう。
パッと目が覚めた。
あ、寝てたんだ私。
「努力賞といったところじゃな」
床の一部から湯気のような煙がもわもわとあがっている。
その直線上にネテロ。
頑固だな、このじじい。
「あーもー止めた。」
「えぇー、まだ時間あるよ！」
「お前、本当、気づいてないのな。あのじいさん、右手と左足、殆ど使ってないんだぜ。姉貴の時は違ったけど」
「え！？そうなの！？」
流石にキルは気づいていたか。
だから、ゴン。
君はもう少し人を疑ってね
「とことんムカつくじいさんだぜ。行こうぜ」
「俺もう少しやってく」
そう来たか。
ゴンは結構前向きなんだな。
キルの場合はイルの針のせいかなあ。
「お前、人の話聞いてたか！？ムダ！ボールなんか取れっこないって！」
「うん。だから、ボールはいい。」
「は……？」
そりゃ、そうなるな。
私もそう思ってるから。
「まだ、半分くらい時間あるし、その間にネテロさんに右手くらい使わせてみるよ！」
眩しいな、ゴンは。
本当に明るいところにいる。
それどころか、彼自身が光を放つ太陽だ。
キルには少し明るすぎたかな。
「俺、先に寝るわ」
キルはそう言って、部屋を出ていった。
ちなみに私は起きてからずっと寝たふりをしていました。
キルは私を起こさないようにしてくれていたのかな。
我が弟は優しいようです。
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W,R 芽生(プロフ) - とても面白いです！早く続きが読みたいです。更新頑張ってください(*´ω｀*) (2018年5月6日 9時) (
レス) id: 62dd674ff6 (このIDを非表示/違反報告)
アルブラッド(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます！とても光栄です(≧∇≦) (2018年4月5日 19時) (レス) id: aab53ad4fe (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - ストーリーはさることながら、夢主が格好いい!サーカスの回で惚れました( 〃▽〃) 更新楽しみにしてます! (2018年4月4日 16時) (レス) id: 25f8135882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルブラッド | 作成日時：2018年4月2日 20時
