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u ページ22

二人の元を去ってから思う。
暇だ。
ウインクなんてカッコつけた手前、戻れない。
さて、この時間をどう使おうか…

「あ、あの…」

『ん?クラピカとレオリオ。どうした?』

暇すぎてぶらぶら歩いていた私を二人が呼び止めた。
クラピカに関してはどこか申し訳ないと思っているような表情だ。

「すまなかった」

『?』

レオリオは空気を読んでか黙っている。
クラピカは私の目の前で頭を下げていた。

「試験官だったとは…ヒソカに勝てないなどと失礼なことを……」

ん?
ああ、あのときのことか。
礼儀正しいというかなんというか。
これもクラピカのいいところか。

『あぁ、気にしてないよ。』

忘れてたし

『自分を弱く見せるのも変装の一つだったから。』

「すげえな!」

レオリオが感心したように言った。

『ありがとう。クラピカ、そんなに畏まらないで。騙してたのはこっちだし。』

「そ、そうか。すまないな。」

すっかりしょげてしまった、クラピカ。

『あ、ソルイさん…なんて呼ばないでよ?友達のつもりではいるんだから。』

「おう!もちろん!」

私の言葉に元気に答えたレオリオに対してクラピカはまだ暗い顔をしている。
こういうのは苦手なんだけどな……

『疲れているなら寝なよ。それと、友達だろうと合否は公平に判断するからね。』

じゃ、と手をあげてからその場を去る。
そういえば、最終試験どうしよう。

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W,R 芽生(プロフ) - とても面白いです!早く続きが読みたいです。更新頑張ってください(*´ω`*) (2018年5月6日 9時) (レス) id: 62dd674ff6 (このIDを非表示/違反報告)
アルブラッド(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます!とても光栄です(≧∇≦) (2018年4月5日 19時) (レス) id: aab53ad4fe (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - ストーリーはさることながら、夢主が格好いい!サーカスの回で惚れました( 〃▽〃) 更新楽しみにしてます! (2018年4月4日 16時) (レス) id: 25f8135882 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルブラッド | 作成日時:2018年4月2日 20時

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