君に届きますように (ページ25)

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てっちゃんを連れて脱衣場まで、逃げてきた

「ごめんね」

て「いやいや！謝ることじゃないし、普通の事でしょ～ Aみたいにかわいい娘もったらそりゃーね…気持ちわかるわ」

「なにいってんのさ」

て「あー、かわい」

「やめて、恥ずかしい」

うちの脱衣所にてっちゃんがいるなんて変な感じ……

「と、とりあえず……これタオルね、あとシャンプー類はそれと、それ！使って～使い方わかる？これひねればおっけー」

て「りょ」

…一緒に住んでたら、こんな感じなのかな……

なんて、

「じゃあ、私は…「小柳津くん！」お父さん？！」

勢いよくドアを開けて脱衣場に入ってきたお父さん

て「はい！」

父「一緒に風呂はいろう」

て「え？」

父「男同士話がしたい」

て「あ、はい」

「てっちゃん。なんかされたらすぐ呼んでね」

脱衣場から出て聞き耳を立てるけど、
なーんにも聞こえてこない。

てっちゃんなにもされないといいけど……

リビングに戻ればお母さんが片付けをしてて

「手伝うよ」

母「ありがとう」

「まったく、お父さんってば…」

母「まぁまぁ、、お父さんにとってAもすずも大事な宝物なのよ」

「まぁ、、うん。すずの時見てたからわかるけどさ」

すずっていうのは、涼花っていって私の妹。
ほんと、妹が彼氏連れてきた時は、凄かったんだから…もっと、ね。

今は、家を出て札幌で彼氏と同棲中らしいけど…