君に届きますように (ページ19)

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アルバムページ19

-てつやside-

初めて、Aの家に行くことになって
嬉しい半面、バカ緊張した

けど、ずっと行きたかったし
挨拶もちゃんとしておきたかった

会ってみれば、Aに似て親しみやすいし…笑った顔がAとそっくりでつい話し込んでしまった
まぁ、Aの昔話とか色々聞けて得しかなかったんけどね

直ぐに打ち解けることができて、

まさか、Aの家に泊まることになるとは思ってなかった心の準備と体の準備が……

我慢できっかな……

好きな子と二人きりって、もうね？
健全な男の子だから…無理やん？

そんな中、気を紛らわせるのに見つけたのは高校の卒業アルバム。

て「あ、これみたい！」

若かりし頃のAをみて、
愛おしく思う半面気分を紛らわせたいと思いまーす

ベッドに横並びで座り、
アルバムを開く

「さーて、わたしはどこでしょーか」

て「え、すぐみつけれん？簡単すぎよ？」

「どーかなぁ」

かわいいAの姿を見つけれないわけが無い
俺の愛なめんなよ？←

て「えっ、ばかかわいいやん」

有言実行。

ほんとに、すぐ見つけた
今とさほど変わらんで、
少し幼いかなって感じ

「なに、可愛くないしょ」

て「贔屓とかなしにして、ほんっと一番可愛い」

「ばーか」

顔を赤くして、
悪口言ってくるのはAの照れ隠し

もー、無理やん
今晩は我慢できんやん