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て『なーにしてたの?』
「ん、おつかい」
て『おつかいってww 小学生やん?』
「することないんだもん」
て『ほんとに?』
ほんとだよ。
だって、てっちゃんに会えるわけじゃない。
友達とだって休み被らないし、
「ほんと」
て「嘘だよ」
「ほんとだってば」
てっちゃんは、することがいっぱいあるから私に会えなくたってそんなに大きいことじゃない。
あー、って私なに最低なこと考えてるんだぁ、、
付き合ってるうちに余裕なくなって心狭くなってるのが…ほんとにわかる。
て「俺と会えばええやん」
「会えてたらあってるよ。でも、会えんしょ」
て「会えるよ」
「…無理よ」
て「A?後ろ向いて?」
そう言われ、振り返ると
「てっちゃん…?」
て「A、遅くなってごめんね」
大好きなてっちゃんが、笑顔で立っている
「てっちゃん!」
私は、周りの目なんて気にしないで
彼に抱きついた
て「えっ、ちょ待って?!」
「やだ、待たない。充分待ったもん」
わかってる、わがままだって、
うざい女だってわかってる
けど
てっちゃんは、私を静かに引き剥がす
て「嬉しいし、俺もめっっっちゃ抱きしめたいけどみんな見とるから、場所移そ?ね?」
「あ…ごめん」
周りを見れば、おばさんやら子供やらちらほらとこっちを見ていて
高校生がいなくてよかった……
てっちゃん有名人だから危なく広まるところだった、
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作者名:ぽむ太 | 作成日時:2019年12月19日 0時