26話 ページ27
Aside
そして……運動会当日。
すでにいくつかの競技は終了していて、次は女子のダンスの時間になった。
「うわ〜、緊張する〜!」
愛理「だね。Aは真ん中なんだから頑張りなよ〜?」
「それ言わないで!余計緊張してくる……」
梨華「ほら、浩ちゃんが見てると思って頑張れ!」
「浩ちゃん……って、りーちゃん!!」
私がそう言うと、りーちゃん達は面白そうに笑った。
女子「おーい!女子は集まれってよー!」
愛理「あっ、A!梨華!行こ行こ!」
「あ、うん!」
あーちゃんに手を引かれ、私は慌ててあーちゃんに着いていった。
そして……ダンスが始まった。
杉谷side
A達は俺達のダンスとは違う、女子らしいダンスを踊る。
その中でもAは一層輝いて見えた。
いつものふわふわした雰囲気ではなく、とてもキラキラしていた。
思わず見惚れてしまうくらいに綺麗だった。
最初はもっとクールな感じかと思っていたけど、今までAと話してきて、だいぶイメージが変わってきた。
こっちの話をすっげーニコニコして聞いてたり、
しっかりしてるのかと思ったら結構抜けてたり、
時々ものすごくズレたこと言ったり、
でも絶対悪口は言わなかったり、
ドジだけど何事にも一生懸命に取り組んだり、
最初は何でか目を離せない同じクラスの女子だった。
でも今では……ずっと傍に居てほしい、なんて思うようになった。
今はこの気持ちを伝える気は無いけど、いつかAに伝えたい。
俺はAのダンスを見ながらそんなことを思った。
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スガ - いぇい!さん» 返信遅くなって申し訳ありません!ありがとうございます!先生バージョンとは先生がお相手の話ということですかね?遅くなるかもしれませんが、承知致しました! (2020年8月9日 9時) (レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
いぇい! - 19まで読んだんですけど面白すぎてヤバイです笑 (2020年7月21日 0時) (レス) id: b3944d34d2 (このIDを非表示/違反報告)
いぇい! - はじめまして!まだ読んでるの途中なんですけどとても面白いです!あの、この作品が終わってからでも良いので先生バージョンもつくってほしいです!本当にできたらでいいので…!これからも更新頑張ってください! (2020年7月21日 0時) (レス) id: b3944d34d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スガ | 作成日時:2020年4月12日 3時