22話 ページ23
Aside
先生「よーし、じゃあもうすぐある運動会のことだが……」
3年生になって数日が経ち、今年ももうすぐ運動会が始まる。
私はこの時期は毎年憂鬱な半面、楽しみな気持ちになる。
なぜなら私はあんまり運動が得意ではない。
でも毎年恒例の女子がやるダンスはとっても好きだった。
それに勝負事は好きな方で、私はかなりの負けず嫌いだ。
でも残念なことに去年は負けてしまった。
だから今年は勝ちたいね、なんて皆で話していた。
愛理「あー、運動会楽しみだね!」
先生の話も終わり休み時間になると、私の斜め後ろの席になったあーちゃんがそう言った。
「あーちゃんはいいなぁ。運動神経良いもんね」
愛理「Aだってダンスめっちゃ上手いじゃん。覚えるの早いし」
「いやいや、私は……」
杉谷「Aはドジだもんなぁ」
突然話に入ってきた杉谷は、今回の席替えでなった私の前の席に座って意地悪な笑みを浮かべた。
杉谷「去年の徒競走といったらもう……(笑)」
そう言ってプルプル肩を震わせて笑う杉谷に私はムゥッと頬を膨らませた。
杉谷は基本的に優しい性格だが、時々こうやってからかってくるのだ。
「そのことは早く忘れて!もうすっごくはずかしかったんだから!」
杉谷「え〜」
私がそう言うと、杉谷はニヤニヤと楽しそうに笑った。
愛理「(杉谷のやつ、分かりやすいなぁ)」
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スガ - いぇい!さん» 返信遅くなって申し訳ありません!ありがとうございます!先生バージョンとは先生がお相手の話ということですかね?遅くなるかもしれませんが、承知致しました! (2020年8月9日 9時) (レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
いぇい! - 19まで読んだんですけど面白すぎてヤバイです笑 (2020年7月21日 0時) (レス) id: b3944d34d2 (このIDを非表示/違反報告)
いぇい! - はじめまして!まだ読んでるの途中なんですけどとても面白いです!あの、この作品が終わってからでも良いので先生バージョンもつくってほしいです!本当にできたらでいいので…!これからも更新頑張ってください! (2020年7月21日 0時) (レス) id: b3944d34d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スガ | 作成日時:2020年4月12日 3時