【オリジナル】大好きな君に

19話 ページ20

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Aside


浩太「わー！」


「きゃー！？」


浩太「はは、驚いた？」


「もう、びっくりした！」


後ろから驚かせてくる私の想い人、浩ちゃんはニッと笑うといつものように私の隣に並んだ。



「何か話すの久しぶり？」


浩太「確かに、あんま時間合わなかったからな」


「うん、そうだね」


あと一言、「話せて嬉しい」なんて素直に言えたら可愛いんだろうけど、私にそんな勇気はなかった。



すると、浩ちゃんは私の手元をチラッと見て、ゆっくりと口を開いた。


浩太「それ、何？」


「え？ああ、貰ったの」


私は手に持っていた短期間だけ来ていた先生から貰った手紙を浩ちゃんに見せてそう言った。


浩太「開けてみて」


「えっ？うん、いいけど……」


どうしたんだろう…？と思いながら手紙を開けると、浩ちゃんは手紙を覗いた。


思ったよりも近くなってドキドキしていると、浩ちゃんは安心したように「もういいよ」と言った。


何で見せてなんて言ったんだろう……もしかして………ラブレターと、思ってくれたのかな？


チラッと楽しそうに話す浩ちゃんを見ると、パチッと一瞬だけ目があった。


バッと恥ずかしそうに目を反らす浩ちゃんに、ドキドキとまた胸が高鳴った。

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