Episode3 ページ4
今日最後の授業も終わり、15分清掃となった。周りを見渡せば、男子はほうきを振りまわし、女子はおしゃべりに夢中。結衣も結衣で、ぼーっとしていて、私はそれを見てあきれた。
他に真面目に掃除をしている人がいないか、周りを見ると私1人だけで、もう何をやってんのか分からないくらい、掃除が成り立っていなかった。
みんなにしっかりやってほしい。ただそれだけのことなのに、自分の口から言えない。私は、こんなにも弱いんだ。と、心の底から思い、肩を落としながらゴミをはいていた。
「お前ら、ちゃんと掃除しろよ。高橋さん困ってるだろうが」
その声は同じクラスの男子、藤村 啓太の声だった。
藤村君の声はまるで、教室の時が止まったかのように、教室内の声を全て消し去った。その後、藤村君は私の方をまるで、睨むかのように見てきた。
私は、小さく誰にも聞こえないような声で「ひいっ」と青ざめながら言った。
それを見ると藤村君は、私に背を向けて、教室を出て行った。そのとたん、また時が動き出したかのように、みんながざわつき始めた。
「あいつこえーな」
「藤村に近づきたくないよねー」
周りの会話は、藤村君に関する話題でいっぱいだった。
正直、藤村君は苦手である。目つきは悪いし、怖い。あまり近づかないようにしていたが、今日近づいてしまった。もとい、近づかれてしまった。
私は、争いなんてしてないのに、そのことでよくわからない敗北感が生まれた。
でも、心の何処かで藤村君が優しいと感じるのはなぜだろう。
モヤモヤしてどうしようもなかったので、この気持ちを忘れようと、ちりとりに入ったゴミと一緒にそのモヤモヤをゴミ箱に捨てた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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西 - この方角に福があるはずです
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吏南 - ありがとう(*´▽｀*)これからもこの小説期待してるね(^^♪ (2014年4月5日 16時) (
レス) id: 5f545562db (このIDを非表示/違反報告)
白妙 楓(プロフ) - 吏南さん» うん、わかった！ (2014年4月4日 22時) (レス) id: 3097abfdaa (このIDを非表示/違反報告)
吏南 - うん。色々と(´･ω･｀)それから・・・・タメで返してくれないかな？ (2014年4月4日 22時) (レス) id: 5f545562db (このIDを非表示/違反報告)
白妙 楓(プロフ) - 吏南さん» おお、そうなんですか！大変ですよね…(汗 (2014年4月4日 21時) (レス) id: 3097abfdaa (このIDを非表示/違反報告)
吏南 - そのくらい?私は中一だよ('◇')ゞ (2014年4月4日 18時) (レス) id: 5f545562db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白妙 楓 | 作成日時：2014年2月17日 23時
