43話 ページ9
ク「……終わったことはしょうがねェだろ？お前は許せねぇと言うが、それは今後の行動に活かせ、な？」
再び涙が頬をつたいだした
『う、ん…ｯ。』
ク「それと1人で抱え込むな。俺を頼れ。今日のお前を見てたら、消えてしまいそうなくらい脆く儚くて、いつか知らねェうちに居なくなってんじゃねェかと怖かった。」
心配してくれてたのか……ずっと迷惑しかかけてないや
情けない
『ごめんね。迷惑かけてばかりだね。』
ク「迷惑じゃねェ。そんなお前を見てたら、俺が辛いんだ。だから俺を頼れ。話さなくてもいい、泣くだけでもいい。それでお前がいつも通り笑えるようになるなら。」
『ｯ何で、そんなに………ありがとう、クロコダイル。』
あぁ、本当に優しい人だ
なぜそんなに私に優しくするのか
こんなに大切にされたこと今まで全然なかった
困ったことがあっても
周りに手を差し伸べてくれる人がいなかった世界にいた私には、頼るという概念さえなく抱え込むことしか出来なかった
ク「落ち着くまで此処に居ろ。」
クロコダイルは自分の肩に私を寄りかからせると、右手でそっと頭を撫でる
そうされているうちに瞼が重くなってきて深い眠りについた
━━━━━━━━━━━━━━━
ク「ｯたく…心配させんな。」
───ﾁｭｯ
クロコダイルはAの額に一つキスを落とした
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千@シャンクス(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります(*•̀ㅂ•́)و✧ (2021年11月13日 10時) (
レス) id: e29e542ba7 (このIDを非表示/違反報告)
楓🍁 - 素敵なお話で、続き楽しみです。頑張ってください！ (2021年11月10日 21時) (レス) @page7 id: 91105cadaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三十日碧 | 作成日時：2021年11月1日 20時
