39話 ページ5
ｸﾛｺﾀﾞｲﾙside
Aが着く頃だと思い、迎えに行く準備をする
今日は長期任務完了後の帰還だからな、疲れているだろし、何より俺が早くアイツに会いたい
身支度をし外に出る
ロ「Aを迎えに？」
ク「あァ、疲れているだろしな。今夜は豪華な食事にしてやりてェな。」
ロ「ふふ、本当大切にしてるわね。」
ク「うるせェ。」
ミス･オールサンデーと少し話しまた歩き出す
暫く歩いていると向こうからAが歩いてくる姿が見えた
俺は砂になってAの元に行く
『ｯ！クロコダイル。』
驚きつつ俺の名を呼ぶ
久しぶりに聞いたAの声
とても愛おしい
ク「おつかれ、A。」
『…わざわざ迎え、ありがとうね。』
声や仕草、表情から疲れが見える
移動距離も長く戦うこともあっただろうからな
単独行動で精神的にもこたえたか
ク「今夜は豪華な食事にする。その後はゆっくり休め。」
『うん、ありがと。』
力なく笑うA
その表情に胸が締め付けられた
ｸﾛｺﾀﾞｲﾙside(end)
アラバスタに帰ってきて今は夕食を摂っている
しかし、食事が喉を通らない
さっき迎えに来てくれたクロコダイルとの会話中もいつもより暗くて気を悪くさせてしまったかもしれない
笑う時も自分でもわかるくらい不自然で
さっきから全く減っていない食事と私の顔を交互に見ているウェイター
ロビンもちらちらとこちらを伺っている
ク「なァ、A。なにも食べねェのか？」
『……食べるよ。ただ、あまりお腹減ってなくて…。』
そう言って小さく肉を切り口へ運ぶ
『……ｯ…。』
少し躊躇いつつも2人を安心させるためにと口へ入れる
『…ｩ……ﾝｸﾞｯ。うん、美味しい。』
ロ「…良かったわ。コーヒーを飲んだら？少し落ち着くかも。」
『そうする。』
ク「熱いのでいいか？」
『うん。』
ク「ホットコーヒーを頼む。3人分だ。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
この2人は本当に優しい
だから私はその優しさに甘えてしまう
戦いには強くなっても、精神的には弱いまま
まぁ、自分のことを頼るほど自分に自身もないのだけれど
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千@シャンクス(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります(*•̀ㅂ•́)و✧ (2021年11月13日 10時) (
レス) id: e29e542ba7 (このIDを非表示/違反報告)
楓🍁 - 素敵なお話で、続き楽しみです。頑張ってください！ (2021年11月10日 21時) (レス) @page7 id: 91105cadaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三十日碧 | 作成日時：2021年11月1日 20時
