人を救う仕事が出来ますか？

7 ページ7

織田作side




ポートマフィアにはこういう言葉がある



『太宰の敵にとって1番の不幸は、太宰が敵であること』



太宰が打ち立てた偉業のリストを見れば、マフィア内の人間も振るい上がる。

マフィアになる為に生まれてきたような男だ。






そして、俺の隣に座っている永井Aにも同じようなことが言えよう。


最年少ながらにして幹部補佐という座に就き、マフィアになる為に生まれてきた男と前線で渡り合ってきている。






太宰｢ねえ聞いてよ織田作、今日銃撃戦があったのだ
よ｣




無論、前線で渡り合っておきながら代償がない筈がない。



｢じゃあ、お前のその増えた怪我は銃撃戦の結果負っ
たものか？｣



太宰に巻かれた新たな包帯を指さした。
きっと銃撃戦の結果なのだろうと思った。



A｢違う違う、その前に太宰さんが『不意の怪我をしない為に』って本を歩きながら読ん
でたら排水溝に落ちて脚を怪我したの。

私注意したのに…｣



意外と適当な理由だ。




｢そうか、それは大変だったな。じゃあ額の包帯は？｣



太宰｢これは『豆腐の角で頭をぶつけて死ぬ』というじ殺方法を試した。｣



｢豆腐で怪我したのか？｣



太宰｢豆腐を固くするために独自の製法を編み出したのだよ。｣



｢その豆腐は上手いのか？｣



太宰｢悔しいことに、、｣



｢そうか、今度食べさせてくれ｣



A｢はぁ。｣







坂口 ｢織田作さん、それ突っ込む所ですよ。
Aさんもこの人達を放ったらかしにしないでください。｣





，

8→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す