第三十七話 独り言 ページ37
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時の流れとは早いものでして。下弦の壱との闘いから、彼此一年が経ちました。
え?あの後?勿論胡蝶さんに手当てしてもらいに行きましたよ。でも私を見るなり「戻って来るの早すぎませんか?」って注射をちらつかされたのは何故?私若しかして嫌われてます?すんごい怖かった。
てか胡蝶さん本当にすごい。火傷というか爛れた皮膚を跡が残らないように治してくれたのよ。まぁ目を凝らしたら残ってるけど、遠くから見たら全然分かんない。
「女の子なんですから跡が残ったら辛いでしょう?」なんて胡蝶さんに言われたので、私は嫌われてない事が分かりました。嬉しいね。
内臓や骨に異常は無かったから、一週間位お世話になってその後宇髄さんの屋敷に行きました。本当にお嫁さん三人いたよ。
てか三人とも綺麗すぎて、男前と美人三人に囲まれた時の私の疎外感ですよ。お嫁さんのご飯も美味しかった。宇髄さんに至っては「お前は俺の嫁を見習え!!」なんて言ってたけど、顔はどうしようもないと思うんです。
まぁその後も鬼と出会う事もあったけど、運良く生き延びております。最近はお話させてくれる鬼が少ないと思うんですよ。
[※そもそも出来た事ありません]
だから逃げるか、頑張って鬼の頸を斬るしかなくて。お父さん、Aは死なない程度に頑張っております。
「テメェは先刻からうるせェんだよ!!」
『ぎゃぁぁぁぁぁ!!』
背中に激痛が走り、ごろごろと地面を転がる。
『先輩!おはぎ不足だからって人を鞠みたく蹴るのは如何なものかと!!』
「永遠とテメェの独り言に付き合わされる俺の身にもなれやクソがァ!!」
『あ、でも一応終わる迄何も言わなかったんですね。無駄に優しっぎゃぁぁぁぁぁ!!』
ドコォ!っと顔面を地面に叩きつけられる。なんだこの人まじやばいんですけど!!私女の子ですよ!?
『おはぎ先輩は手加減というものを覚えた方がいいと思います!』
「いい加減おはぎから離れろォ…!」
「さっさと来い」とズカズカと前を歩いていくおはぎ先輩。
これ行っても行かなくても先輩に殺されそうなんですけど。
"独り言"
(こんな人と今から任務なのか)
(鬼よりも怖いのだけれど)
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ババロア(プロフ) - Regulusさん» Regulusさんコメントありがとうございます!更新速度が遅く申し訳ありません。楽しみに待って下さりありがとうございます(*^^*)更新頑張りますね! (2020年3月29日 22時) (レス) id: a1d52bd2f6 (このIDを非表示/違反報告)
Regulus(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2020年3月25日 21時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - はるさん» はるさんコメントありがとうございます!笑っていただけてとても嬉しいです!更新はばらつきがありますが、見ていただからと嬉しいです!! (2020年3月1日 18時) (レス) id: 1c6ad8268f (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - .さん» コメントありがとうございます!!他作も見ていただきありがとうございます!主同士のコラボは中々思いつきませんでした笑 是非やらせていただきたいと思いますので、暫しお待ちくださいませ! (2020年3月1日 18時) (レス) id: 1c6ad8268f (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 読んでいて笑いが止まりません!更新楽しみにしています (2020年3月1日 12時) (レス) id: de479982fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ババロア | 作成日時:2019年12月16日 15時