第十六話 遭遇した時の対処方法 ページ16
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「西ニ向エ!早クシロ小娘!!」
『あ!お前ひょっとこさんに影響されてんじゃないよ!!』
てか西ってどっちだ!?
取り敢えず鴉に西の位置を教えてもらいました。…なんだろ。なんか鴉に負けた気分だ。
夕日が沈んで来た頃、ようやく西に着いた。
脚ガクガクです。疲れたので今日はもう休んでもいいかな?明日頑張るからさ。
「サッサト行ケ!コノノロマメ!!」
『お前は飛んでるからいいよねほんと!!てかなんで西?何かあるんですか?』
「近頃人ガ襲ワレテイル!鬼ノ可能性アリ!処罰セヨ!!」
『…一人でですか?』
「当タリ前ダ!」
絶対に無理!!!最終選別の時だって逃げてた奴が行成出来るわけがない。他の隊員を呼んだ方がいいんじゃないの?うん、そーしよ。
『ねぇ!他の隊員呼んできて鴉君!応援頼んだ方がいいと思うの私!』
「小娘一人ノ任務デアル!!」
そんなことある???鴉に拒否られたのだけど。
分かったよ、やればいいんでしょやれば。但し私が死んだらお前もただじゃおかねぇぞ鴉君。
辺りは真っ暗になり、人気も段々と引いてきた。今被害が出ている所をうろうろしているのだけど、本当に鬼なんて出てくるんだろうか。いや、いっそのこと出てこなくていいよ怖いし。
びくびくしながら通りを歩いていると、ざわっとしたものを全身に感じた。何時もとは少し違う。ええええ。近くにいるって事ですか??
『ううう。行くのかぁ…』
徐々にざわざわした感覚が強くなっていく。正直鳥肌めっちゃ立ってます気持ち悪い。
角を曲がろうとしたが、すぐ様体を引っ込めた。
(いるんですけどぉぉぉ!!)
ちらりと鬼を盗み見ると、手には何かを掴みながら歩いている。目を凝らしてみると、女の人だ。恐怖で気を失ったのかもしれない。ぐったりしている。
助けないととは思うんだけど、どーしたらいいのでしょう。あの鬼大きいし。私別に強いわけじゃないし。
とりあえず話しかけてみよ。
"遭遇した時の対処方法"
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ババロア(プロフ) - Regulusさん» Regulusさんコメントありがとうございます!更新速度が遅く申し訳ありません。楽しみに待って下さりありがとうございます(*^^*)更新頑張りますね! (2020年3月29日 22時) (レス) id: a1d52bd2f6 (このIDを非表示/違反報告)
Regulus(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2020年3月25日 21時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - はるさん» はるさんコメントありがとうございます!笑っていただけてとても嬉しいです!更新はばらつきがありますが、見ていただからと嬉しいです!! (2020年3月1日 18時) (レス) id: 1c6ad8268f (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - .さん» コメントありがとうございます!!他作も見ていただきありがとうございます!主同士のコラボは中々思いつきませんでした笑 是非やらせていただきたいと思いますので、暫しお待ちくださいませ! (2020年3月1日 18時) (レス) id: 1c6ad8268f (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 読んでいて笑いが止まりません!更新楽しみにしています (2020年3月1日 12時) (レス) id: de479982fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ババロア | 作成日時:2019年12月16日 15時