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第十二話 無関心とありがとう ページ12

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『もぉぉぉぉぉ!!!どこに行ってたのさ!!か弱い女の子1人残すなんてひどいぐへっ!!』


抱きつこうとしとらおでこに平手が飛んできた。


「…君の型にも"朧"ってあるんだね」


『ん?とりあえず手退けてもらってからお話しして貰ってもいいですか?』


絶対手形できる。恥ずかしいんですけど。
というか何なんださっきの鬼達は。人に臭いだなんて失礼なんだ!


「…君、腰にぶら下げてるその袋何?」


『ん?これ?お父さんがくれた藤の花だよ!御守りって渡してくれたんだけど、あんまり効果なかったね〜』


微かに目を見開いた時透君。どうしたのかな?あ、私のお父さんが酷いって思ってくれたのかな?ほんとだよ。お父さん、無事に襲われちゃったよ。私死ぬかと思った。その代わりに時透君が居るからいいのだけれど!


「…じゃあ僕もう行くから。さよなら」


『え!?ちょっとまって!時透君いなかったら私死んじゃうよ!?』


「僕には関係ないし、さっき君鬼殺せてたでしょ」



そーゆー問題ではない!!と声を大にして言いたいのだけど、一応これ試験だから誰かと一緒に受けたらやっぱりダメなのだろうか。それよりも、目の前にいる時透君が若干キレ気味の方が怖いです。ごめんなさい。


『ううう。せっかく守ってくれる人が出来たと思ったのに』


「…守ってもらってるでしょ。藤の花に」


「それに僕君に興味ないし」


『本当に辛辣だね!?』


せめて興味を持ってくれよ!冷たくてかっこいいけども!!!
それじゃあと背中を向けて行ってしまう時透君。


『時透君助けてくれてありがとね!一週間後また逢おうね!』



時透君は何も言わずその場を後にした。せめて何か言ってくれてもいいのにね。かっこいいんだけどね。





『仕方ない。誰か他の人を探すか』







私を守ってくれる優しい人を!!!









"無関心とありがとう"

(…あの子なんでお礼なんか言ったんだろ)

(変な奴)

(あ、名前なんだったっけ)

第十三話 帰還→←第十一話 時透無一郎君



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ババロア(プロフ) - Regulusさん» Regulusさんコメントありがとうございます!更新速度が遅く申し訳ありません。楽しみに待って下さりありがとうございます(*^^*)更新頑張りますね! (2020年3月29日 22時) (レス) id: a1d52bd2f6 (このIDを非表示/違反報告)
Regulus(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2020年3月25日 21時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - はるさん» はるさんコメントありがとうございます!笑っていただけてとても嬉しいです!更新はばらつきがありますが、見ていただからと嬉しいです!! (2020年3月1日 18時) (レス) id: 1c6ad8268f (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - .さん» コメントありがとうございます!!他作も見ていただきありがとうございます!主同士のコラボは中々思いつきませんでした笑 是非やらせていただきたいと思いますので、暫しお待ちくださいませ! (2020年3月1日 18時) (レス) id: 1c6ad8268f (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 読んでいて笑いが止まりません!更新楽しみにしています (2020年3月1日 12時) (レス) id: de479982fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ババロア | 作成日時:2019年12月16日 15時

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