ep.7 ページ8
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彼氏には、昔から浮気癖があった。
さっきの電話だってそう。切れる直前に
聞こえた軋み。あれはきっと、ともくんの
部屋にあるベットが軋んだ音だった。
バレるたびに何度も別れようとして、
その度に〔もうしない。Aしかいない〕
なんて常套句を並べて別れなかった。
でも、何度裏切られても嫌いになりきれない
私が一番悪いことはわかっていた、
生徒会室に入ると、ふと昼休みに作った
卒業式用の飾りが視界に入った。
『真鳥先輩も誠也も下手だな〜。笑』
昼間の会話を思い出し、微笑んだ瞬間に
堪えていた涙がこぼれた、、
『慣れてるはずやのに、なんで毎回
涙出てくるんやろう。あかんなあ。』
涙を拭こうとした時、生徒会室のドアが開いた。
誠「A先輩、何やってるんですか？」
とっさに背を向け、急いで涙を拭いた。
『いや私は昼にやり残したことあったから、
誠也こそなにやってるん。』
誠「俺は携帯忘れて取りに来ました。
てかA先輩、嘘 下手っすね、、
彼氏となんかありました？
俺でよかったら聞きますよ。」
そう言いながら、誠也は私が立ってる近くの
椅子に腰掛けた。
『何もないよ。ありがとう。帰るね！』
その場を逃げようと歩きだすと、誠也は
私の腕を掴み、向かい合う形で強引に
私を椅子に座らせた。
誠「ほら、泣いてるじゃないですか。
聞きますから、言ってください。」
私の頬に残る涙の跡を親指で拭き取った。
『誠也はやることがチャラいなあ、
そらファンクラブもできるわ。笑』
誠「やめてください！ファンクラブとか
まじで迷惑してるんですから、」
『ごめんごめん。でもありがとう。』
なぜか心が落ちつき、気がつくと
今日のこと、今までのことを誠也に
全部 話し出していた、
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みつき - 感動して泣いてしまいました。素敵なお話ありがとう！ (2018年12月7日 14時) (
レス) id: 35b755198c (このIDを非表示/違反報告)
.azuki＃(プロフ) - なぁちゃま様 コメントありがとうございます嬉しいです(〃ω〃) 私には有り難すぎる言葉の数々光栄です、これからクライマックスに向けて更新していきます、今度ともよろしくお願いいたします★ (2018年5月15日 14時) (レス) id: 1ab65acc95 (このIDを非表示/違反報告)
なぁちゃま(プロフ) - もう終わっちゃうんですか？寂しいですね^_^;今回のお話も大好きで通知来るたびにすぐ見ていました！これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい(*´∇｀*) (2018年5月13日 22時) (レス) id: dcdf12e5e5 (このIDを非表示/違反報告)
.azuki＃(プロフ) - Limeさん» Lime様 コメント本当にありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです（ ; ; ）これからもゆっくり更新になっちゃうかもしれませんが、是非よろしくお願いいたします。 (2018年4月17日 18時) (レス) id: 1ab65acc95 (このIDを非表示/違反報告)
Lime(プロフ) - 私は関西で末とまとくんが一番好きなのでこの作品の更新がすっごい楽しみです！前作もすごく面白かったのでこれからも頑張ってください。 (2018年4月17日 17時) (レス) id: 1005e42da6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：.azuki＃ | 作成日時：2018年4月10日 17時
