夜を纏いし者 (ページ12)

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シリアス路線をギャグな電車が破壊する！ページ12

「う……」

俺が目を覚ましたらあの部屋で､
自分はあの選択をしたんだ､と実感した｡

……ローレライ｡俺のこの判断は正しいのか？

「ぐふはぁあっ」

……悲鳴？
横を見ると吹き飛ばされる灰色の頭を持つ人……って師匠！？
可笑しい､前回はこんなこと無かった＿＿＿＿

「タイダルウェイブ！」

水の波が回転｡
それが幾度も繰り返される｡

「円旋牙！三残華！魔人闇！」

拳と剣で､くるくると回したり回ったりしながら師匠に攻撃する黒い影｡
……どういうことだよ！？

「おや目覚めたのですか｡
過去との再開は如何ですか？まあ､過去と言うより少々変わっている感じですが｡」

にこやかな､でも少し胡散臭げな笑みをする彼………旅の時､俺の為に動いてくれた､

「ジェイド……これどういう……ってまさか……」
「彼らは世界の運命を変えるため､ローレライによって魂を送られし者達｡
ローレライの言ったあの選択の時､助っ人を呼ぶと言っていたでしょう？

ルーク｡」
「おっさん本気で行っちゃうわ！
クライシスレイン！」

俺の耳に何度も入る不快な破壊の音､その中で響く凛々とした声をBGMに､只呆然とするしか俺にはできなかった｡

えー………何でジェイドはVのメンバーが転生してるんだっての納得してんだとかここで分かると｡
逆行していたオチ｡……他にもいるよ？by作者ﾚｲﾔ