衝撃 ページ20
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「え?じゃあほんとに羽鶴さん、四級になったの!!?」
車内に釘崎の叫びが響く
補助席に座っている伏黒は不機嫌そうな顔をし、釘崎の隣に座っていた虎杖は耳を抑えて唸っている
「うるせぇよ釘崎、声落とせって!」
「はぁ?できる訳ないでしょ、あの羽鶴さんよ?ありえない!!」
「そんなこと言ったら真希さんだってそうだろ!?」
「それもそうだけど!」
虎杖と釘崎は立ち上がらんばかりに大声を上げて口論しており、それに対し縮こまっていく補助監督に一言謝罪をした伏黒はため息をついた
「別にそんなことはどうでもいいだろ、首塚先輩のことだしすぐに昇格も来る。それよりも今回の事件について考えてろ。」
「それもそうね。」
今回の任務はとある村奥に起こった事件についてだった
現場は町から離れた人通りの少ないところにあり廃墟になった鉄道
昨年、そこにある作りかけの線路に頭が刺さり死亡した双子がいた
何でもその任務に関しては首塚が派遣されていたようで、出発前に話は聞いていたのだが何やら人為的なものに思えたようで重い雰囲気で忠告された
その時、釘崎と虎杖は初めて白い布を外した首塚と対面したのだが、その衝撃の受け方については後々に語るとしよう
話を戻して今回の事件についてだ
どうやら再び同じ場所にて同じ方法で殺害された一般人がいたらしい
その死体については窓からの報告があった際に回収されているため現場には残っていない
だがここまで同じような状態であると周期的に被害が出ている可能性が高い
毎回量に差はあるが残穢が確認されているとのことのため、呪術師が派遣されることになったらしい
「お前ら今回は気を引き締めろよ。」
「分かってるわよ、羽鶴さんに忠告も受けたんだから。」
「分かってんならいい。」
伏黒が釘崎に返すと車内はシンと静まる
緊張を感じてしまうのも無理はない
伏黒と釘崎は首塚の強さを目の当たりにしているために、彼女があんなにも重々しく忠告するほどとなると危険であると分かるのは当然である
虎杖もそれは同じだった
周期的に被害が出ている可能性が高いという事実も原因だ
今こうして移動している間にも被害者が出ているのかもしれない
今は生きているとはいえ、同級生である虎杖の死を経験した釘崎も伏黒も、死亡扱い中吉野という友人を亡くした虎杖も怖いと感じてしまうのも当然のことだろう
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知り合い1 - プスメラウィッチさん» また、紫水から聞いた話ではこの話は五条落ちではないそうです。そもそも原作キャラクターとの恋愛は無いだろうと言っていました。これ以上はネタバレになってしまう危険性があるためなんとも言えません。 (2021年12月26日 14時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
知り合い1 - プスメラウィッチさん» すみません、今現在この夢小説を修正しているのは本人ではありません。紫水本人は今現在、他のことに精力を尽くさなければならないので、お待ちいただけると知り合いである私としても幸いです。 (2021年12月26日 14時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年12月26日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
知り合い1 - 新しく話を追加することは無いのでご了承ください。また、なるべく紫水の書き方に寄せるつもりですが、少し違和感を感じるかもしれません。後に本人がさらに修正すると思うので、それまでお待ちください。 (2021年12月26日 12時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
知り合い1 - 心残りがあるようなので、代わりに修正をしてほしいとのことで参りました。 (2021年12月26日 12時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫水 | 作成日時:2021年1月15日 23時