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「んで?死んだってどーゆーことかな、羽鶴?」
『どんなことも何も、そのままだが?』
「えぇ先輩、今死んでんの?幽霊なの?まじで?」
『今は死んでないし幽霊でもないよ。』
「え?では一体...?」
一回死んで生き返った、など意味の分からないことに一同が首を傾げる
反転術式を使ったわけでもないと言われれば、天を見上げた
『五条先生は気づくと思ったんだが...』
「んー?気づくって...あぁそういうこと。まぁなに、よく決断したね?」
『どのみち決定事項だからね。良い転機だと思ったから。』
首塚の言う通り、一人だけ気が付いた五条は首塚を指さし、いつもの呑気な声で問題を出す
「羽鶴をみて何か気づくことは?さぁシンキングターイム!!」
『そんなにみられると緊張するね。』
「にしてはいつも通りじゃない?違うところなんてなぁ...今日の落書きがパンダってこととか?」
戦闘後でも白い布をつけている首塚に、少し残念そうな虎杖
五条のカウントダウンも迫り、回答者が諦めかけた時だった
「あ!!足、太もも、お面!!」
一人の重度の首塚ファンが回答を出したのだ
「ぴんぽーん、せいか〜い!!流石、羽鶴のファン!オタク!観察眼が鋭いネ!!」
「へへっ、羽鶴さんに関しての質問でしたらちょちょいのちょいですよ!!」
白い歯をキラリと輝かせ自慢げに笑う天上だが、少々変態じみている
苦笑いを浮かべるも、首塚のいつもと違うところについて気になったのかもう一度目を向ける
身体には傷一つ無く堂々と立っている首塚だが、制服はボロボロでいつも能面を隠している太ももも晒されている
だがそこには、毎時肌身離さず持っている能面が無かった
「結構大切にしてたよな、戦闘中に無くしたのか?」
『無くしてはいないよ、壊したんだ。』
「えっ!!いいの?大丈夫なの?」
東堂の質問に明るく答える首塚、無理をしているのではないかと心配した虎杖が声をかけるが、それにも落ち着きのある声で明るく答えた
『あぁ、もう縋らずにちゃんと一人でも立てるからね。』
能面は首塚を生き返らせるために壊れた
能面が彼女の父の遺品であることを知っている五条は、長い付き合いの彼女の成長に喜びを感じ、頭に優しく手を乗せた
「おめでとう、羽鶴。」
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知り合い1 - プスメラウィッチさん» また、紫水から聞いた話ではこの話は五条落ちではないそうです。そもそも原作キャラクターとの恋愛は無いだろうと言っていました。これ以上はネタバレになってしまう危険性があるためなんとも言えません。 (2021年12月26日 14時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
知り合い1 - プスメラウィッチさん» すみません、今現在この夢小説を修正しているのは本人ではありません。紫水本人は今現在、他のことに精力を尽くさなければならないので、お待ちいただけると知り合いである私としても幸いです。 (2021年12月26日 14時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年12月26日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
知り合い1 - 新しく話を追加することは無いのでご了承ください。また、なるべく紫水の書き方に寄せるつもりですが、少し違和感を感じるかもしれません。後に本人がさらに修正すると思うので、それまでお待ちください。 (2021年12月26日 12時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
知り合い1 - 心残りがあるようなので、代わりに修正をしてほしいとのことで参りました。 (2021年12月26日 12時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫水 | 作成日時:2021年1月15日 23時