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「羽鶴の気配がしない。」
「なに?」
帳を壊し、自身の生徒である虎杖の成長を目にした五条は楽巖寺学長が対応していた呪詛師を倒した
その後、虎杖と東堂が対応していた特級呪霊を戦闘不能にすると、辺りを見回し眉を顰めて声をだす
「葵、悠仁、羽鶴見なかった?」
「俺は見てないなぁ。」
「俺もだ、だが羽鶴が簡単にやられるとは思わない。」
「ん〜それは僕も思うんだけどね〜?」
周りに意識を向けて話していると、一つの方向から誰かが走ってくることに気付く
「すみませぇぇぇぇん!!!!五条悟さぁぁぁあん!!!!!」
「ん、誰?」
「京都校の天上生です!!首塚羽鶴さんについてのお話に来ました!っとうわぁっ!!」
足が縺れ、前かがみになりどしんと倒れる天上
その姿に東堂はため息をつく
「生、お前は戦うときは反応もいいのになぜ普段は鈍くさいんだ?」
「うるせぇ俺が聞きたい!!」
「まぁまぁ、んで?羽鶴がどうしたの?」
「そう、何かつぎはぎの変な奴が何か変な奴放り投げて変な感じがするやつでそれに首塚さんが変な風になって...!!!?」
「なんて?」
焦りで言葉まで変になっている天上だが、”つぎはぎ”という単語に虎杖が反応を見せる
「特級...!!」
「ん〜なるほどね?とりあえず案内できる?」
「できます!!!!」
「元気だねぇ...。」
.
「...その布は取らねぇのか?」
『...。』
優しく話しかける男に対し首塚は無反応だった
妙に感じたのか、少しずつ近づいていく
「...どうした?」
『おじさん、私の、名前...憶えているか...?』
泣きだしそうな声で問いかける首塚に微笑み口を開く
「羽鶴...首塚羽鶴だ。ちゃんと憶えてるさ。」
『そうかい...。』
回答を聞くと、白い布を外し涙をポロポロと流しながら笑う
『ありがとう、嬉しいよ。』
晴れ晴れとした表情のまま男に駆け寄る様に近づき抱き着く
その瞬間、首塚の腹と男の背中から血が噴き出した
「...なぜだ?」
『ははっ何が?』
「なぜ分かった。」
『簡単だ、私の父さんは最期まで私の名前を呼ばなかった。”私の名前を知らなかった”からね。君は知っていた、それだけだよ。』
再び笑うと簪を取り、自身の左目に当てた
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知り合い1 - プスメラウィッチさん» また、紫水から聞いた話ではこの話は五条落ちではないそうです。そもそも原作キャラクターとの恋愛は無いだろうと言っていました。これ以上はネタバレになってしまう危険性があるためなんとも言えません。 (2021年12月26日 14時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
知り合い1 - プスメラウィッチさん» すみません、今現在この夢小説を修正しているのは本人ではありません。紫水本人は今現在、他のことに精力を尽くさなければならないので、お待ちいただけると知り合いである私としても幸いです。 (2021年12月26日 14時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年12月26日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
知り合い1 - 新しく話を追加することは無いのでご了承ください。また、なるべく紫水の書き方に寄せるつもりですが、少し違和感を感じるかもしれません。後に本人がさらに修正すると思うので、それまでお待ちください。 (2021年12月26日 12時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
知り合い1 - 心残りがあるようなので、代わりに修正をしてほしいとのことで参りました。 (2021年12月26日 12時) (レス) id: 32891b0445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫水 | 作成日時:2021年1月15日 23時