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お出かけ 2 ページ7





「...なにこれ。」




「なにこれ...ってプリクラだけど。」



予想と違っていたのか、無表情でプリクラ機を見つめる五条

隣には視界内にギャルと呼ばれる人が入り、少し引き気味の湖羽が家入の後ろに隠れ、そのまた隣には笑ってる夏油




「ほら、並ばないといけないんだから行くよ?」




促すように言った夏油は嫌がる五条を引っ張り、固まった湖羽を家入が背中を押して動かす







 









 





「「ぷっ!」」



機械から出てきたプリクラはとても良いとは言えないものだった



目がでかくなり、少し気持ち悪い夏油

嫌がった顔で補正が入ったために歪んだ五条

唯一上手くいってると思いきや、一枚だけぶれて心霊写真になった家入

全て寝た状態で映ったせいで変なところに目の補正が入った湖羽



はさみで切る湖羽と不機嫌そうに顔を背けている五条の前で、腹を抱えて家入と夏油が笑っている




『ほい、切った。』



「ありがと〜白霊!」



一番に受け取った家入が湖羽に抱き着くと、その後に受け取った二人も口々に礼を言う
五条の声が小さかったことは気にしない


初めて四人で撮った写真だ
そう考えると、自分らの入学記念のようなものなのかもしれない


その思考に至った湖羽は、心の内がじわっと暖かく感じた気がしてプリクラを持っていない手を胸元に置き、静かに笑みをこぼした



家入と五条は悲惨なプリクラを見て互いに乏し合うのに必死だったために気付いていなかったが、一人表情の変化に気付いた夏油は湖羽に近づき頭をポンポンと撫でた



 




 









五条の提案通り、早めの帰宅をすると湖羽は部屋に戻りベッドに寝転がり眠り始める



枕元に目をやれば、置かれたプリクラの端を大切そうに掴んでいた

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紫水(プロフ) - プスメラさん» 応援のコメントありがとうございます。展開についてお話することは出来ませんが、これからも頑張らせていただきます! (2021年1月25日 16時) (レス) id: daf4abea6a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 8時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫水 | 作成日時:2021年1月23日 15時

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