隈 2 ページ43
「で?何があったの?」
近くのカフェ
10時前のモーニング
オシャレな店内
その中の一席にはただならぬ雰囲気が漂っている
原因である四人は外見だけ見ればオシャレな店内で全く浮かない
もしくは映える、いや映えすぎて逆に浮くまである
しかし、今浮いてしまっている理由はそうではない
男女で別れて座り、梟の髪飾りをしている女性の目下を見て黒い雰囲気を醸し出している
見られている女性はその雰囲気にタジタジ………はしていなく、特に気にしないでホットサンドを口に運んでいる
『何…って?』
「それだよ、それ。」
自身の目下を指さし、甘いカフェオレに更に角砂糖を入れる男
一緒にいる三人は一瞬うげっという顔をするが、何も見ていないかのようにスルーする
『んー、特に無いけど……強いて言うなら日光?』
普通の人間ならそれは健康になるのでは…?
あぁでも強すぎる日差しは駄目だったか
「あー、お前夜行性か、それもモノホン。」
『……何処でモノホンなんて覚えたんだ?』
「知佳りん。」
『その渾名は私だけのものだよ、小指折れろ。』
「えー、私も知佳りんって呼びたーい。」
『硝子は許す。』
「やったー。」
「いや、お前の渾名じゃねぇだろ。」
梟の女性はヤンデレなのか?
というかモノホンなんて誰でも知っているのでは…
もしやお坊ちゃまっっ!?って庶民的なカフェに来るわけないか
『まぁ不注意だと思うよ。』
「………白霊、もしかして私たちが見逃すと思っているのかい?」
『ん?』
特徴的な前髪の男がニヒルな笑みを浮かべている
ま、まさか、何かがおきてしまうのか!?
てか何かって何だ!!
「隈、直すよ?」
熊、治すの!?
熊ペット!?梟じゃなくて?
あ、あぁ、木彫り?木彫りね?うんうん
いやいや可愛い子だからぬいぐるみか、きっとそう
『………。』
…え、何その反応
クワって顔して固まってるけど、周りの三人ニヤニヤしてるけど…
え、何が行われるの?ねぇ!?
「あの、店員さん?お会計いいですか?」
え、
「え、あ、はい!だ、大丈夫です!こちらどうぞ…」
梟の子、滅茶苦茶目が死んでるけど大丈夫?
さっきまでジトッとはしてたけどハイライトは入ってたよ?
「では、白霊。帰ったら始めるよ?」
だから何をぉおぁぉ!?
byしがないカフェ店員
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紫水(プロフ) - プスメラさん» 応援のコメントありがとうございます。展開についてお話することは出来ませんが、これからも頑張らせていただきます! (2021年1月25日 16時) (レス) id: daf4abea6a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 8時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫水 | 作成日時:2021年1月23日 15時