完全回復 ５ ページ36
「それで？どうだったんだい、白霊の状態は。」
疲れたという湖羽が部屋に戻りもともと一緒に寝ると約束していた家入もそれについていった
談話室では夏油と五条がソファに座って話している
「...どうもこうも、あれピンピンってもんじゃねぇよ。化け物だわ。」
思い出しながら小声になっていく五条にぎょっとする夏油
「そんなに規格外だったのかい？」
「ありゃやべぇだろ、特級相手に領域展開したのに普通に動けんだぜ？それも息切れしない。」
流石と言うように肩を窄めると、ソファにもたれかかった
【ちょこっと番外編】
ある休みの日
夏油は外に用事があるようで不在
家入は反転術式が必要だ、ということで派遣
五条は実家に呼ばれたため不在
久々の休みは珍しく暇だった
ベッドに寝転がり、天井を見上げていたが飽きてきた
立ち上がり、少しうろうろするが椅子に座る
椅子に座って本でも読もうかと本棚を見たが、全て今の気分ではない
『...ひま。』
そう呟いた途端、部屋の中央がピカッと光り、その眩しさに目を閉じる
『っなに？』
光が収まったため、再び目を開けるとそこには
「...えっなに！？」
煩い白髪の目隠しがいた
「え、もしかして白霊？」
『...なんで私の名前知ってんの？誰？』
「えっ本物？まじでいってんの？...あのー今年は何年でしたっけ？」
『えっ...2005年だけど...？』
「まじじゃん。」
湖羽の質問に答えず、一人で話を進める長身の男をしり目に、棚にある試験管立ての一つに手を伸ばすが
「はーい、その手は封じまーす。」
『は？』
両手を包むように握られる
『は、はぁぁ？てか本当に誰？侵入者？』
「違う違う、警戒しないでよ〜。」
どう考えても無理なお願いに再びは？と声を上げる
「あと8秒かな、今だけこのまま。」
『あ？おい、何なの？』
包むように抱きしめ、肩に頭を置く不審者に困惑するが、8秒だけというのでそのままにしてやった
＿ｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘ
「ん.....んぁ？あ、あぁ.....夢か。」
目を覚まし、上半身だけ起き上がる白髪の男
先ほどまで見ていた夢を思い出して五条は目元を抑えてクスリと笑った
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紫水(プロフ) - プスメラさん» 応援のコメントありがとうございます。展開についてお話することは出来ませんが、これからも頑張らせていただきます！ (2021年1月25日 16時) (
レス) id: daf4abea6a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 8時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2021年1月23日 15時
