現場 ページ17
「これが抜け道？」
「確かに猫ばっかだね。」
ファミレスを後にすると、四人は再び学校に戻り現場であろう抜け道を見にきた
辺りを見回すと、今までに聞いてきた通り猫が多い、5匹以上はいるだろう
だが、辺りを見回し続けても目当てのものは見つからない
「おい、壁なんてねぇぞ。」
そう、興梠の言っていた壁のようなものは見えなかったのだ
彼女のことを疑っているわけではないが、実際に見ても確認できないため嘘なのではないかという考えも出てくる
「でもあの子、ウソついてるようには見えなかったけど。」
「それは私も思う、だが確認できないとどうしてもね...。」
どれだけ辺りを見ても壁らしきものは見当たらない
『...橙色、紫色、夕暮れ時。そろそろだね。』
空を眺めていた湖羽は、次の瞬間自身の目に無意識に力が流れ、頭の中に何かの映像が流れる
目を見開き頭を駆け巡る記憶を読み取ると、三人がいる方向に勢いよく振り返り大声を上げた
『！...悟下がれ！！！！！』
三人より前に立っていた五条は咄嗟にその指示に従う
先ほどまで五条が立っていた位置には、そのままの通り”透明の壁”が現れていた
「どこから...？」
「というか、白霊。分かってたのかい？」
『違う、さっき予知した。”梟眼”の能力の一つ、少し先の未来を予知する。
さっきは透明の壁に触れた悟が、四肢がもがれるように壁に吸い込まれていく記憶を視た。』
「うげぇ、あっぶねぇ。」
いつの間にか苦い顔をして呟く五条の隣に立っていた湖羽は、『でも』と口を開き続けた
『見つかった、壁。』
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紫水(プロフ) - プスメラさん» 応援のコメントありがとうございます。展開についてお話することは出来ませんが、これからも頑張らせていただきます！ (2021年1月25日 16時) (
レス) id: daf4abea6a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 8時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2021年1月23日 15時
