側近の話 ページ14
黒波 咲音(くろなみ さくね)
中学一年生
湖羽の側近の一人
こげ茶の胸元までの髪を耳辺りで右に一つ結び
瞳は橙色
”私も噂については存じませんね。
ですが、その女性が[
彼女は二年A組の生徒、今年転校してきたため出席番号は一番最後になります。
私は呪霊が見える程度ですが、彼女は他よりこちら側のように思えます。憑かれていても蠅頭程度でしょうが、接触にはお気を付けください。”
『そう、ありがとう。咲音も学校楽しんで。』
”十分楽しいんでおりますよ、では失礼いたします。”
『...聞こえた?』
「転校生なら知る訳ねーか。」
聞こえてたというように頷く夏油と家入、肯定を表すように返事をする五条
やることはどうやら全員が思い浮かべているようだ
『私が彼女を連れてくる。』
「あぁ、そしたら外で待ち合わせかな。」
「んじゃ放課後?」
「近くのファミレスでいーよね。」
全ての提案に全員が頷く
初めての共同任務、思っていたより話し合いはスムーズに進んだ
とりあえず昼食を取ってしまおうと、後にも使うファミレスの席を取る
それぞれで好きなものを決めると店員を呼ぶが、全員分の注文を夏油が全て言ってくれたようだ
「ってか俺、まだ白霊に名前で呼ばれてないんだけど、ケー番も知らねぇし。」
唐突な話題に名前を呼ばれた湖羽は少し驚いた様子で前に座る五条を見た
『名前で呼ばれたいの?携帯も交換してなかったっけ?』
「あ、私のことも名前で呼んでよ。」
『いいよ傑。』
「俺は?」
『はい、これ番号。』
湖羽が電話番号の画面を向けると、微妙な表情をして唸る五条
自身の携帯を取りだし、入力し始めるが不機嫌そうに口を開く
「そうだけど、そうじゃなくて。」
『...?』
キョトンとする湖羽に、少しソワソワとする
「傑のことは呼んだのに、俺のことは呼ばねーの?」
『!...なぁに、そんなんで拗ねてたの?悟。』
「...ん。」
中学生男子の初恋みたいな様子の五条と少しにやりと口角を上げおちょくる湖羽
少女漫画にありそうな状況に夏油と家入は「他所でやれ」だの「五条きも」だのこそこそ話していた
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紫水(プロフ) - プスメラさん» 応援のコメントありがとうございます。展開についてお話することは出来ませんが、これからも頑張らせていただきます! (2021年1月25日 16時) (レス) id: daf4abea6a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 8時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫水 | 作成日時:2021年1月23日 15時