初共同任務 3 ページ12
「え、白霊ってお嬢様だったんだね。」
「そりゃゲーム知らないわけだ...。」
「...。」
上から家入、夏油、五条の反応だ
それぞれ驚いているが、多様な反応である
「そうでございます。白霊先輩はとても凄い方ですの!!」
『...。』
「大抵の人間が自身こそ美しいと言う学園内で、全員が負けを認めファンクラブまで作らせるほどの圧倒的な美!!」
『...や..』
「どんなことが起きようと冷静な判断を下す聡明さ!!」
『..め、..』
「誰に対しても礼儀を忘れず、凛々しく上品な佇まい!!」
『や、めろ!!』
「最高学年の時には圧倒的な票数により勝ち取られた生徒会長!まさに学園の顔となる職も難なくこなし、校則の一部を改善されましたね!!」
『ぁぁぁ...。』
外部の人でも入れる校門から少しの土地にあるテーブルと椅子
奥には常に目を光らせる警備員がいるのだが、男がいるためか少し厳しめの目でこちらを見ている
三人座れるくらいの横長の椅子に家入、五条、夏油が並び、その対面には湖羽と冠木がいる
立ち上がり勢いよく演説をする冠木の隣に座る湖羽は、何時もは無表情な顔を赤く染め珍しく狼狽えている
初めて聞いた湖羽の大声に三人はビクッと反応するが、隣で語っている冠木はそれも気にせず話している
相当な精神力だろう
『も、もういいから!!それより玲夏、最近学校で変な噂は流れてないか?』
段々慣れてきてニヤニヤとし始めた三人だったが、湖羽により本題に入ろうとするとその顔を真剣な表情にした
「変な噂、ですか...。あーそういえば、」
何かを思い出したかのように声を出したが、口をキュッと閉ざしてしまう冠木
チラッと湖羽の顔を見ると、緊張した表情で俯いてしまった
「知ってんなら話せよ。」
「悟、荒々しいぞ。怖がらせるんじゃない。」
「あ?」
目の前の圧にビクッと反応したが、背中を撫でる湖羽のお陰で落ち着いているようだ
少し経つと重々しく口を開いた
「二週間前、だったでしょうか。三守先生が行方不明になってしまったのです。
初めのうちは先生方も、休みの連絡をし忘れたのだろうと考えておられました。
ですが、なかなか姿を現さなかったのです。心配でしたので警察に相談したところ、防犯カメラを見せてほしい、とのことなので先生方とともに映像を確認したのです。」
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紫水(プロフ) - プスメラさん» 応援のコメントありがとうございます。展開についてお話することは出来ませんが、これからも頑張らせていただきます! (2021年1月25日 16時) (レス) id: daf4abea6a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 8時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫水 | 作成日時:2021年1月23日 15時