初共同任務 2 ページ11
「へぇ〜中学校ねぇ。」
一人呟く五条と隣で俯いている湖羽
その少し後ろでは、冷や汗をかいた夏油と家入がいた
「...え、ここ本当に学校?」
「...私には教会にしか見えないのだが。」
そう、目の前に広がる中学校は所謂”お嬢様”が通うような学校
キリスト教のこの学校には中心に十字架とキリストの像のある、広々とした豪華な中庭があったり、建物は綺麗な中世ヨーロッパを思わせる造りだ
彼らが通っている呪術高専も結構豪華な造りであるが、呪術師という特殊な職に就くための学校だ
一般的に知られているような職に就く人々の学校である此処が、とりあえず広く豪華な造りであることに驚きを隠せないのだろう
しかも中学校と来た、隣にある付属の高校はこれよりも広そうに見える
一人きょとんとした表情の五条は、それすらも気にかけないようなおぼっちゃまなのだろう
「「...流石金持ち。」」
そう呟いた二人の後ろから、一つの足音が近づいてくる
ローファーのコンコンとした足音に全員が振り返ると、そこにいた少女はヒッと声をあげ後退りした
「な、な、なんでここに男がいるのです!?まさか待ち伏せ?誰かのストーカーですか!?」
落ち着かせるため近づこうとするも、「動かないでください!」と大声をあげながらポケットに手をかける少女
ポケットからはケータイらしきものが見える
この状況にどうしたものかと頭を抱えたくなる三人の横を、スッと湖羽が通った
「おい、近づいたら警察呼ばれるって!戻れ!!」
『...玲夏。』
「なな、なぜ私の名前を...!!え、白霊先輩...?」
「「「え?」」」
『...やっほ。』
冠木 玲夏(かぶらぎ れいか)
湖羽の中学、一個下の後輩
赤みのかかった茶髪に桃色の瞳
お嬢様
一人称「私(わたくし)」
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫水(プロフ) - プスメラさん» 応援のコメントありがとうございます。展開についてお話することは出来ませんが、これからも頑張らせていただきます! (2021年1月25日 16時) (レス) id: daf4abea6a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 紫水さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月25日 8時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紫水 | 作成日時:2021年1月23日 15時