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満喫 ページ6

「動けん…」
「替え玉いっぱい頼むからですよ!」
「2玉だけだよ」

それはいっぱいって言います!とぴーぴー耳元で騒ぐ天使に適当に返事をし、ソファにもたれかかる。

意気揚々とラーメン屋に行ったはいいが、はしゃぐ天使を横目に食べていたらいつの間にか2玉いっていたみたいで。
最後の方は半ば無理矢理に完食したのだった。

大将、苦しそうな俺を満足そうに見つめてたな。また来なと気前よく割り引きしてもらったけど暫くはラーメンの顔を見たくない。完全に自業自得でしかないけど。

朝だからあっさりいこうと醤油ラーメンを頼んだはずが、いつの間にかニンニクをたっぷりトッピングしていたみたいでボディーブローに効いている。

「醤油ラーメンってもっと茶色いのかと思いましたけど、ふっかさんの食べてたのは白っぽかったですよね」
「あー、豚骨ベースだからね」
「豚骨ベースの醤油ラーメン…奥が深い…醤油ラーメンは醤油だけの世界じゃなかった…」


興奮冷めやらず、何かぶつくさ言っている。

ラーメン屋に着いてから、色々と話しかけられるかと思っていたがそんなこともなく。
メニューを読んだり、大将の近くをうろうろしてみたり。あちこち飛び回って雰囲気を堪能していたみたいだった。


腹はふくれてるし何もすることないし、とりあえず映画を見よう。
契約している動画配信サービスのアプリを開き、リクライニングソファを少し倒す。

笑える映画が観たくて、パッと思いついたのを検索する。
大の大人4人が酒に呑まれ起こした事件を遡っていく洋画。折角だし1作目から観よ。
4人組の内の1人の結婚前にバカ騒ぎしようと酒を乾杯したところから物語は展開する。二日酔いで目が覚めたら惨状が広がってるが記憶にないから何が何だかわらかない。しかも1人は行方不明。その1人を探すために一つ一つ手掛かりを拾いながら過去を遡っていくという物語だ。
頭空っぽでも観れるコメディ映画で、割と下品な表現があるけど会話のテンポ感が良いからさほど気にならないんだよな。

好きな映画は何回見ても飽きないよなほんと。
テレビにキャストしながら胸を躍らせる。

いつの間にか隣に来ていた天使はどんなの観るんですか?と興味津々みたいだ。
少しあらすじを教えると、その1人は無事ですよね!?と心配そうに質問してきた。
観てればわかるよと答えるとそうですよねと意を決した声色でテレビに向き直った。

ちょうど映像が流れ始めた。そういや天使的には大丈夫なのか?これ

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設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:Bear. | 作成日時:2022年1月31日 22時

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