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暗闇の中に全身黒のアウトフィット姿の俺はテレビに夢中になってるヤス君には見えなかった模様。
でもこのがっつり抱き着いてる状況を振り払ったりすることもないから怒ってんやないなと判断できたので、第二段階もクリア。
いつも恒例のただいまのちゅーをしながら彼が夢中になってたテレビの方に目を向ける。
画面に映るは去年工程半ばで頓挫してしまった47ツアーのドキュメントDVD(厳密にはBlu-rayやねんけど)。
あら、意外。
あまりにも夢中になってるから映画とか今はまってるドラマとかやと思ったら結構前に手にしたものやん。
『連絡したのに返事ないからなんかあったんかと心配したやん。』
ヘッドフォン外して俺に向き合って座りなおしてくれたヤスに甘えるようにささやく。
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作者名：白花見月 | 作成日時：2021年2月8日 21時
