Step More Ahead - 1歩先の未来へ (ページ16)

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『俺も漠然と前々からあの2人の間にはなんとも言えない空気が流れてるなって感じてたんやけど、俺自身が亮に対して恋愛感情持ち始めた時に初めて信ちゃんの気持ちが分かった気がしてん。

みんなでおるときもいつも通りの態度取ってるつもりなんやろうけど、信ちゃん、ふとした時によこちょ見る目が俺が亮見る目と同じ目してた。信ちゃんもちゃんと恋してる目やった笑』

さすが俺の章ちゃん。周りのことよく見てるなぁ。同じ目してたって。

『で、俺、信ちゃんたちが俺らの事に気づいてる事もなんとなくやけど分かっててん。怖くて自分から確認する事はできひんかったけど･･･。

で、あの時、みんなにばれてもた時トイレにおる信ちゃんにも亮の話しもちろん聞こえてるやろうからもしかしたら信ちゃんやったらうまくごまかしてくれるかなーって･･･。ちょっとずるいけど信ちゃんに賭けてみたら、期待以上な結果になってもた笑』

ってきまずく感じてるのかはにかみながら小さく笑う章ちゃん。

『あれ、信ちゃん、自分らのこと出すことで俺らに対してみんなが何か言うのちょっとでも和らげてくれようとしたんやと思うねん。』

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