３ ページ32
我慢なんて無理でした
だって、わかるか？
良い匂いすんねで
色々と柔らかいし
俺の腕の中で顔真っ赤にさせて、なのに嬉しそうに幸せそうに笑うんやで
ゾムのゾムさんが我慢できんだわ
で、
今、一緒にベッドで寝てます
気付いたら次の日になっとって慌ててトントンに連絡したら
≪大先生に聞いとらへんのか？二人今日から三日間休みやで？≫
って言われた
大先生の書いたシナリオ通りみたいでなんか嫌やけど、この可愛い寝顔見れたからまあ良いか
けど、流石に何も食わんのはあかん
めっちゃ腹が鳴る
『ゾム……？』
「起きたんか？」
『ん……』
ゆっくりと俺の方を向いて目があった瞬間嬉しそうに笑った
その顔がめっちゃ綺麗でつい見惚れてしまうほど
『目を開けて最初に見るのが好きな人ってこんなに嬉しくて幸せなんだね』
「へ？」
『ゾムは違うの？』
「違わんよ。なんか胸がキューってなるくらいに幸せやで」
『ふふっ私も』
ああ……
腹へったなって思ったけど、そっちはまだお預けやな
「あんまり可愛い顔せんといてや。我慢できへんやん」
『…………っ』
Aは昨日の事を思い出したのか真っ赤になって布団を被る
それがあかんねんけどな……
身体はやっぱり正直で色々と熱を持ち出した
我慢なんて柄にもないことしたからあかんかってんな
そんなことを思いながら布団を捲り、Aにキスをした
「大先生どないしたん？」
『お兄ちゃんどうしたん？』
休みが終わり、二人で食堂に行くと何故か頭を抱えた大先生がいた
ut「……確かにけしかけたん僕やよ。けどさ、三日間部屋から出てこやんって…」
zm「ご飯ならちゃんと食べとったで」
『厨房に連絡して運んでもらったから』
ut「違う！それもやけど、そうじゃなくて！」
見てみぃ！皆がヤバイことになっとる！
見るとトントン、ロボロ、エーミールの三人が真っ赤になり立ち尽くし、他の面々はニヤニヤしたり我関せずだったりだ
ut「A、お願いやからせめて首まである服着て」
『なんで？』
「鏡見て！めっちゃ痕ついとるから！」
鏡を渡され初めて気づいたようだ
Aは真っ赤になって慌て出す
ut「………それよりもその指輪……ナニ？」
zm「僕があげたやつですけど、何か？お兄さん？」
言った意味に気づいたのか大先生は青くなったり赤くなったりと中々忙しい
「お兄さんって言わんといてぇ！！！」
Aの左手薬指には僕があげたペリドットの指輪がキラリと光った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白ごま(プロフ) - 亜葵さん» あわわわっコメントありがとうございます（泣）面白いって言ってもらえるなんてそんな……ふぇ？良作ですか？んんんんんっそう言ってもらえるなんて本当に恐縮です（泣）ありがとうございます（泣）(語彙力どこいった？ (2021年4月26日 4時) (
レス) id: bba1a3ae28 (このIDを非表示/違反報告)
亜葵(プロフ) - 初コメ失礼します！面白かったです...！！素晴らしい......良作.........と思いました...(語彙力) (2021年4月25日 23時) (レス) id: 61f24077cd (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 白ごまさん» 楽しみに待ってる(*^^*) (2021年4月9日 21時) (レス) id: c3bc9cbe67 (このIDを非表示/違反報告)
白ごま(プロフ) - ReiHetaさん» 駆け足で書いたのであまり話がまとまってないんですよね(^.^; 実は別に短編で書いていたのですがあきらかに間に合わないので慌ててこっちに書いたんです。なので短編のはまだ書きかけのまま。ぼちぼちそれは仕上げますね(^^) (2021年4月9日 21時) (レス) id: bba1a3ae28 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 白ごまさん» 記念日小説お疲れ様です (2021年4月9日 14時) (レス) id: c3bc9cbe67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
