第54χ「約束」 ページ12
斉木side
まさかAさんに自分の部屋を見せる日が来るとはな…
そりゃ…つ、つつ付き合ってるんだしいずれ見せることになっていたんだろうが…
どうしよう。僕の部屋普通だぞ。
一応掃除はしてるけどめっちゃ普通だぞ。
斉木(…さ、先に風呂入ってくる)
A「あ、はい！ごゆっくり！」
__３０分後
in 斉木の部屋
A「わ〜、ここが斉木くんの部屋…！超キレイじゃないですか！？」
斉木(あ、あんまりジロジロ見るんじゃない)
A「あっ、これ家族写真ですか？」
斉木(…あぁ、中学を卒業した時の写真だ)
A「ふふ、すごく幸せそう。
…斉木くんのご両親、すごく優しい方達ですね」
斉木(…そうか？母さんはともかく父さんは結構うざいぞ)
A「…それでも私は羨ましいです」
……そうか。
Aさんの家族は、事故で亡くなったんだもんな…
斉木(…悪かった)
A「へ？何が？」
斉木(いや…空気の読めないことを言って)
A「…全然いいですよ」
斉木(……………………で、でも、まぁいずれ…僕の母さんと父さんは…
…Aさんの家族になるんだからな。
……もちろん、僕も)
A「………？？
…そうなれたら嬉しいですね！」
はい！！伝わってない！！
このド天然娘！！
斉木(…そろそろ寝るか)
A「…………。(ｼﾞｰ…」
斉木(？ どうした)
A「…一緒に寝てもいいですか？//」
斉木(！！？)
A「…やっぱりダメで((斉木(い、いやダメじゃない！！)……本当ですか？」
斉木(…ダメなわけないだろ…//)
A「……//」
一人用のベッドにちょっと窮屈になりながら二人で寝転がった。
Aさんは僕の腕にくっついて、さらには顔を肩にすりよせてきた。
何この可愛い小動物……
A「…斉木くん」
斉木(ん？)
A「…絶対、私のこといつか家族にしてくださいね」
斉木(……約束する)
A「…じゃあ指切りしましょう//」
斉木(…//わかった…)
…なんだ。
伝わってたんじゃないか。
___翌朝
國春「楠雄全然起きてこないなー…はっ、まさか昨日遅くまで…！？」
久留美「ちょっと様子見てこようかしら〜」
_____
國春「あっ！ど、どうだった？大丈夫だった！？」
久留美「ふふふ、大丈夫よ」
國春「えっ？なんでそんなに楽しそうなの？」
久留美「……だって、二人とも
すごく幸せそうに眠ってたんだもの」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めぐりん - 作者さんシメられてしまってるみたいなので斉木くん助けてあげて…！！(￣◇￣;) (2022年8月27日 13時) (
レス) @page28 id: 267018758d (このIDを非表示/違反報告)
ぱちか(プロフ) - ☆Erika☆さん» 窪谷須にシメられてネタが地平線の彼方まで消えたんです(ただのネタ切れ)読んでくださってありがとうございます！ (2020年8月18日 1時) (レス) id: d0111942b6 (このIDを非表示/違反報告)
☆Erika☆(プロフ) - 作者さん…亜蓮にシメられたのかな…？ (2020年8月16日 14時) (レス) id: d587067f73 (このIDを非表示/違反報告)
ぱちか(プロフ) - ポテチさん» ありがとう！！(歓喜) (2019年2月19日 18時) (レス) id: 3ae799aef9 (このIDを非表示/違反報告)
ポテチ - あ。好き(確信) (2019年2月19日 18時) (レス) id: 2c916e2ca1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱちか | 作成日時：2018年8月17日 13時
