142話 ページ43
「おはよう、今回の期末テストだが……残念ながら赤点が出た。したがって…林間合宿全員行きます」
「「「どんでんがえしだあ！」」」
まさかの本当にどんでん返しが来た。また相澤先生の合理的虚偽か〜〜〜！！！それに強化合宿なのに行けなかったら意味ないしね。クリア出来なかった4人と瀬呂くんが赤点で合宿中に補習らしい。
「まぁ何はともあれ全員行けて良かったね」
「1週間も皆で合宿楽しみですね！」
皆がわいわいしているところに透ちゃんが、
「明日休みだし、テスト明けだし………ってことで、A組みんなで買い物行こうよ！」
「おお良い！何気にそういうの初じゃね！？」
「楽しそうですね！」
明日？ヒミコちゃんと遊園地に行く予定があったんだった。
「すみません、私明日予定があるので…」
「Aちゃんいないのー！？」
「残念やね〜」
「また今度一緒に行きましょう」
ちなむと焦凍くんも勝己くんもいかないらしい。
「ただいま戻りました…まだ弔くん帰ってないんですか？」
「はい、1度部屋に戻ったようですが」
「考えたりする時放浪する癖治して欲しいものです、私達が心配するので」
結局夜も帰って来ないで朝を迎えた。ヒミコちゃんと遊園地デートの日だ。遊園地はここに来てから行ったことはあるが、取引の荷物を運んだくらいでアトラクションに乗ったことはない。
「いってきます！」
「お気を付けて」
「はーい！」
いつものウィッグをして、オシャレをして遊園地の前に着くと、
「Aちゃ〜ん！」
手を振ってこっちに向かって来た制服ではなく私服のヒミコちゃん。
「今日も制服じゃないんですね」
「Aちゃんとデートなのでオシャレしてきました！早速行きましょう！」
遊園地のアトラクションを乗り始めた。
「お腹空いてきましたね！あそこの売店でなんか買いましょう！」
と提案されて、時計を見ると午後12時過ぎ。イートインスペースでは休日なので沢山の人がいる。
「Aちゃんは何食べますか？」
「ホットドッグが美味しそうなので、ホットドッグで」
「じゃあ私それにします！」
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作者名：夢乃雲 | 作成日時：2020年1月20日 17時
