【敵連合】私は敵連合の…【3】 (ページ12)

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111話ページ12

『さァさァ皆楽しく競えよレクリエーション！それが終われば最終種目。進出4チーム総勢16名からなるトーナメント形式！！一対一のガチバトルだ！！』

ガチバトルか、サシで勝負なんてこの格好よりも楽しそう。

「トーナメントか…！毎年テレビで見てた舞台に立つんだあ…！」
「去年トーナメントだっけ」
「形式は違ったりするけど例年サシで競ってるよ」

出来れば緑谷くんの実力を測りたいから、オールマイトの後継者の緑谷くんと当たりたい。

「それじゃあ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうわよ」

くじか…それは当たるかわからないや。

「あの…！すみません。俺、辞退します」
「尾白くん！なんで…！！？」

尾白くんの辞退宣言で皆驚く。プロに見てもらえるこの場を辞退するなんて勿体ない話なのではないのかな。

「騎馬戦の記憶…終盤ギリギリまでほぼボンヤリとしかないんだ」

というとチラッと普通科のあの大胆な人を見た。あの人の個性がそういう個性なのか…操るみたいな、気になるな。

「チャンスの場だってのはわかってる」

尾白くんは自分のプライドが許せないと話すと、B組の尾白くんと同じ騎馬戦のチームだった人も棄権をすると話をしてきた。

「なんだこいつら…！！男らしいな！」
『何か妙な事になってるが…』

それを棄権を認めるかは主審のミッドナイトの采配ってところか。

「そういう青臭い話はさァ…好み！！！庄田、尾白の棄権を認めます！」

好みで決めた…。確かに授業中とかそういう青春みたいな話が好きだから、ドンドン質問や相談受け付けるってよく言ってたな…。あ、青山くんは出るんだね。

「繰り上がりは5位の拳藤チームだけど…」

B組は拳藤さんが硬化の人に譲っていた。筋の通ってるいい人だな。

「というわけで鉄哲と塩崎が繰り上がって16名！！組はこうなりました！」

緑谷くんとは別のシードでお互いが決勝戦にいかないと当たらないや。それが叶わなくてもデータは取れるからよしとするか。最初の相手は青山くんか…ここまで来たんだから1位取りにいっちゃうか！