【敵連合】私は敵連合の… (ページ32)

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31話ページ32

「なるほど…それとは関係ありませんが、荷物を運んでもらえませんか」
「荷物？荷物なら黒霧さんのほうが…」
「今日私も所用があって遅くに帰ってきそうなので、スーパーに行って食材を買ってきて欲しいのですが」
「私、外に出てもいいのですか？」
「そうですね。死柄木弔とも話し合いましたが、外に出ても下手なことを起こさなければ大丈夫です。」
「わかりました！」
「ですが、貴方は行方不明者として世間から認知されているので変装はしてもらいます」

黒霧さんは髪を纏めるネットとウィッグを出した。

「髪を纏めて、これを被ってください」

私は髪を纏めてネットに入れて、ウィッグを被った。パッツンの茶髪の毛量の多いボブだった。

「ちょっと毛量多いボブなんですね」

近くにたまたまさっきまで箱を括っていた黒いリボンだったものが目に入ったので、上半分の髪を後ろに纏めてハーフテールにした。

「どうですか？」
「とてもお似合いです」
「ふふっ弔くんにも見せたいです」

美容室のようなノリで黒霧さんは、私に合わせ鏡で後ろ側も見せてくれた。

「では、買ってきて欲しいものを書いたメモとお金をお渡ししときますね」
「わかりました！ちゃんと買ってきます」
「少しお小遣いを入れてくるので、お菓子とか買ってきていいですよ。あと、熱中症にならないように帽子を被って置いてくださいね。バックの中にもお水入れておくので喉が乾く前に飲んでください」

そして麦わら帽子とバックを渡され、私は幼稚園児の初めてのおつかいかな？と思い始めた。そして黒霧さんはスーパーから近い路地裏にワープさせてくれた。

※ちょっとノリで塗っただけなんですが、変装した姿書きました。一応ヒロアカの絵柄寄せた(つもり)です。解釈違いでなければ見てください。