【敵連合】私は敵連合の… (ページ24)

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23話ページ24

数日後の朝、

「朝ご飯がもう少しで出来そうなので死柄木弔を起こしてきてくれませんか？」
「わかりました！」

黒霧さんに頼まれて弔くんの部屋の鍵を貰った。ノックをしてみたが、返事がないので鍵でドアを開けて入った。弔くんの部屋は私の部屋と同じような造りの部屋で、とてもシンプルだ。ベットでまだ寝ている弔くんがいた。いつもと違い、手のマスクをしていないので素顔が見えている。この前ほっぺをつつかれたのでつつくことにした。

「弔く～ん朝ですよ～。起きてくださ～い」

まだ起きない。うむ、どうしよう。と思いつつもほっぺをつついていた。するとつついていた腕を引っ張られてベットの中に入っていた。

「ん…Aか」
「ご、ご飯出来るから起こしてきてって黒霧さんからいわれました」

私に気づいている様子から目が覚めたようだ。すると腕を腰に回してぎゅっとされた。私の顔は弔くんの胸の中に収まった。

「このままでいい…Aといれるならまだ寝てる」
「！？！！？」

前言撤回、まだ目が覚めていないようだ。

「とっ弔くん起きてください～～～」

弔くんの匂いがいつもよりしてクラクラする。正直私も恥ずかしいけどこのままこうしてたい。けどまだご飯も食べてないし勉強もメニューもこなしていない。

ギュルル…

弔くんの腹の虫が聞こえた。昨日弔くんは忙しそうで何も食べてなかったと黒霧さんから言われたことを思い出した。弔くんが倒れたら元も子もない。

「弔くん起きてください！お腹空いているでしょう、食べなきゃダメですよ！」

少し元気が出るように個性を使った。

「はぁ…仕方がない、行くか」
「はい、行きましょう」

腕を解いてゆっくり起き始めた。その日は一緒にBARに行ってご飯を食べた。