15 ページ16
〇
手越が出ていった後、妙な胸騒ぎがしたのだ。
ずくずくと体内を侵食する気持ちは、
笑えないほど不安を募らせる。
「…やっぱり、手越のこと気になる？」
静まり返った3人の楽屋の中、最初に口を開いたのが小山だった。
�爐笋辰僂雖瓩箸いΔ海箸肋�山も手越のことを心配しているんだろう。
これ以上下がらないと思うほどに下がりきった眉は
その心情を表していた。
「そりゃあ…まぁ心配するよね。
あいつがあんなになるとか見たことなかったし…」
───見たことがなかったんじゃなくて見ようとしてなかっただけかもしれないが。
思ったままの気持ちを口に出すと、小山は黙って頷く。
「探しに行こっか、手越のこと。」
立ち上がったまっすーの眼は、ただただ前を向いていた。
仕方の無い相棒だな と呆れているようでもあって
そんな風に思えるまっすーに、少しだけ羨望のようなものが芽生えた。
「行こっか」
小山も続いて立ち上がり、最後に俺もソファから腰を上げる。
行き先はいくつか想像できたから、
その場所を二人に伝えて手分けをして探すことに。
もう帰っているかもしれない という考えは不思議と出なかった。
手越を探すことだけを目的に、
広い廊下を走り回った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白不糖(プロフ) - あしゅさん» コメントありがとうございます(；；)語彙力、文章力共にまだまだ未熟故に読みにくい文になってしまって申し訳ないです…。 暖かいお言葉とても嬉しいです、ありがとうございます(*´｀) (2018年7月28日 22時) (
レス) id: afc19b5b9c (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ - 完結おめでとうございます。読んでいて色々な感情にさせられるお話でした。でも最後にはとても大好きな作品になっていました。次のお話も楽しみにしています。これからも応援しています！ (2018年7月28日 22時) (レス) id: d9ae80f945 (このIDを非表示/違反報告)
白不糖(プロフ) - ももさん» ありがとうございます(；；)とても嬉しいお言葉に感激しております､､､。最初から最後まで長々と付き合ってくださって、本当に感謝しかないです(´；ω；｀)わぁあパス解除はもう少し先でいいかなぁと思っていましたがなるべくはやく解除するようにしますね! (2018年7月27日 23時) (レス) id: afc19b5b9c (このIDを非表示/違反報告)
もも - 完結おめでとうございます！更新、お疲れ様でした。大好きな作品です。照 最後の手越くんの自分のために生きるところ、実際の彼もそうであってほしいなぁ…なんて。 公開も楽しみにしていますね！ (2018年7月27日 20時) (レス) id: 4dd4631751 (このIDを非表示/違反報告)
白不糖(プロフ) - atumina0710さん» 大変遅くなってしまって申し訳ないです。書ける時に書こうと思うので、ぜひよろしくお願いします…(；；)コメントありがとうございます(´；；｀) (2018年7月23日 16時) (レス) id: afc19b5b9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白不糖 | 作成日時：2017年11月12日 17時
