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そうして、約束の日。
センラくんは一緒に行ってくれると言っていたものの、伊藤くんと約束していた時間には間に合わず、後から参加ということになった。
伊藤くんには、「センラくんも話聞きたいって言ってるんだけど、一緒に聞いても良いかな？」と聞いてみた(この言い方もセンラくんのアドバイス)。
最初少し渋られたものの、後から参加なら良いよ、と承諾を得た。
約束した時間に、指定された居酒屋さんまで行く。
伊藤くんの名前を告げると個室が予約されていたらしく、スタッフが案内してくれた。
伊藤くんは既に来ていた。他にも人が居たらどうしよ、と思っていたけど、一人で座っていて、ちょっと安心する。
「お！星合来たじゃん、お疲れ」
「こんばんは、伊藤くん」
とりあえず挨拶だけはちゃんとして、促されるまま、伊藤くんと向かい合うように座った。
居酒屋によくある掘り炬燵式の座敷は座り心地が良くて、緊張が少しほぐれた。
「とりあえず何か頼もう」と言う彼に同意して、飲み物や食べ物を頼む。
ソフトドリンクを選んだ私に、「えー、飲まないの？」と伊藤くんが不満げに言ったけど、先日のセンラくん家での失態もあって今日はお酒は飲まないと決めていた。
一通りドリンクと料理が来て、少しずつ手をつけながら、まずはたわいもない話をした。
この間の同窓会の話だったり、その後の同級生の話だったり。
伊藤くんは、事業を始めると言っているだけあって、話し方が上手だった。
同級生の話から、その先輩の話、先輩が事業の手伝いをしてくれるという話…と、流れるように事業の話にたどり着く。
これが営業トークってやつなのかなあ…なんて呑気に考えながら、内容も理解できないまま適当に相槌を打った。
(…………長い)
かれこれ30分ほど、伊藤くんばかり喋っている。
たまにこちらへ同意を求めてくるものの、私が反論を言おうとするのを察知してか被せるようにまた話してきて、聞いているだけなのに疲れてしまった。
(…まだかな、…センラくん)
途中で『ごめーん、もう少しかかりそうで遅くなる』と連絡が来たので、まだしばらくはこれに一人で耐えなければいけないと思ったら、ため息が出てしまった。
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しろ鮎(プロフ) - 白雨さん» 白雨さんー！お返事遅くなりすみません！ありがとうございます！勝手に心の中で師と仰ぐ白雨さんにそんな風に言っていただけるなんて、とっても嬉しいです。引き続き温かい目で見守っていただけたら心強いです、また覗いてやってください〜！ (9月4日 12時) (
レス) id: 452c1db09c (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - セさんルート完結おめでとうございます〜！私はやっぱりしろ鮎さんの書く文章が大好きです……！展開も、表現も、ストーリー全体も全て飽きなんて感じさせなくて、心から尊敬します。未だに他の小説も読み直したりしてます。別ルートのお話も楽しみにしております！ (9月1日 0時) (レス) id: 4da6c03140 (このIDを非表示/違反報告)
しろ鮎(プロフ) - ちぇろさん» わー！ちぇろさんだ！お久しぶりですご無沙汰してます〜！毎度宣伝しないのに見つけてくださって、コメントまでくださってありがとうございます！ホントに長い間読んでもらって、作者冥利に尽きます。しばらくこのシリーズが続くのでまた次作もよろしくお願い文字数 (8月23日 19時) (レス) id: 452c1db09c (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ - しろ鮎さんの小説を初めて読んでから約4年が経ちましたが今もこうして新しいお話を見つけることができて幸せです。これからもしろ鮎さんのペースで更新待ってます！連投失礼しました、次のシリーズも楽しみにしています！ (8月23日 2時) (レス) id: cd65e0c157 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ - お久しぶりです！素敵なお話をありがとうございました！モチーフになっている七夕曲、大好きな曲なので歌詞が元になったセリフが出てきてキュンキュンしました！幼馴染の世話焼きセさんという設定すごく刺さりました… (8月23日 2時) (レス) @page31 id: cd65e0c157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ鮎
| 作成日時：2023年7月24日 16時
