ch.4 大事な人 ページ20
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「………ん……」
目が覚めた。
ベッドから起き上がる。
……自分の部屋ではない。
「………っ！センラくん！？」
そうだ、昨日はセンラくんを家まで送り届けて、そのまま上がり込んじゃって、飲み直してたら眠くなっちゃって…！？
でもソファーで眠くなったとこまでしか記憶がない。となると…
辺りを見回したものの、彼の姿はない。
きっとリビングなのだろうと、とりあえず服を落ち着けて(格好は昨日のままだった)部屋を出た。
恐る恐るリビングを覗くと、誰もいない。
「あれ…」
キョロキョロしていると、リビングのドアが開いた。
「あ、A起きた？おはよー」
どうやらお風呂に入っていたらしいセンラくんが、ラフな格好で髪を拭きながら入ってきた。
「おはようセンラくん、ごめんね、昨日はご迷惑おかけしまして…」
「いやいや！何なら俺の方がよっぽど迷惑かけたからな！？…多分」
酔うと記憶無くすねんな〜…とぼやきながら言うセンラくんは、風呂上がりで色気が何割か増していて、言っていることの割には艶っぽい印象を受ける。
「Aも、良ければ風呂使って？」と言われたので、遠慮なく使わせてもらうことにした。
「Ｔシャツとスウェットくらいしか貸せるもんないけど、また今度返してくれればええから着て帰り」と言われ、これまた遠慮なく借りることに。
軽く朝ごはんまでご馳走になり、これ以上お世話になるのも申し訳なさすぎて帰ることにした。
ノーメイクが恥ずかしくて、これで家までの道のりを歩くのはちょっと無理か…でもタクシーに乗るほどじゃないし…
と思ってると、
センラくんが見透かしたように「そんなん、ちゃんと送ってくから」と車のキーを見せられた。
「いやホント、お世話になりすぎて申し訳ないから、近いし自力で帰るよ」と言ったものの、
「すっぴん気にしてるんちゃうん？こないだだってそうやったし」と、以前の夜のことを持ち出されて黙るしかなかった。
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しろ鮎(プロフ) - 白雨さん» 白雨さんー！お返事遅くなりすみません！ありがとうございます！勝手に心の中で師と仰ぐ白雨さんにそんな風に言っていただけるなんて、とっても嬉しいです。引き続き温かい目で見守っていただけたら心強いです、また覗いてやってください〜！ (9月4日 12時) (
レス) id: 452c1db09c (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - セさんルート完結おめでとうございます〜！私はやっぱりしろ鮎さんの書く文章が大好きです……！展開も、表現も、ストーリー全体も全て飽きなんて感じさせなくて、心から尊敬します。未だに他の小説も読み直したりしてます。別ルートのお話も楽しみにしております！ (9月1日 0時) (レス) id: 4da6c03140 (このIDを非表示/違反報告)
しろ鮎(プロフ) - ちぇろさん» わー！ちぇろさんだ！お久しぶりですご無沙汰してます〜！毎度宣伝しないのに見つけてくださって、コメントまでくださってありがとうございます！ホントに長い間読んでもらって、作者冥利に尽きます。しばらくこのシリーズが続くのでまた次作もよろしくお願い文字数 (8月23日 19時) (レス) id: 452c1db09c (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ - しろ鮎さんの小説を初めて読んでから約4年が経ちましたが今もこうして新しいお話を見つけることができて幸せです。これからもしろ鮎さんのペースで更新待ってます！連投失礼しました、次のシリーズも楽しみにしています！ (8月23日 2時) (レス) id: cd65e0c157 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ - お久しぶりです！素敵なお話をありがとうございました！モチーフになっている七夕曲、大好きな曲なので歌詞が元になったセリフが出てきてキュンキュンしました！幼馴染の世話焼きセさんという設定すごく刺さりました… (8月23日 2時) (レス) @page31 id: cd65e0c157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ鮎
| 作成日時：2023年7月24日 16時
