4話 ページ6
『ヘぁ！？ちょ、何して…！？』
「あんたやっぱ軽いね、この分なら次の電車に乗れそうかな」
『ちょ、おろしてって…！！！』
「黙ってないと舌噛むよ」
俺の言葉に白石Aと名乗った少女は思わずといった様子で口をつぐんだ
その気配を背中で感じながら、駅まで走る。
幸い、ここから駅まではそう遠くなく、ものの２、３分で到着した。
人の邪魔にならないところでAを下す。小さくありがとうと聞こえてきた
「定期はもうかってんの？？？」
『いや、まだだけど…』
「じゃあ切符買ってくるからここで待ってな」
そういって俺は少し込み合ってる切符売り場に向かった
人ごみの中に入って倒れられても困るしね
買って戻ると、Aは携帯を触っていた。多分母親か誰かに連絡しているんだろう
「買ってきた。いくよ」
『え、あ、ありがとう…えっと、お金…』
「後ででいいよ。それより急がないと遅刻どころか式に出席できなくなるよ？？」
そういって彼女の手を引いてホームへ向かう
階段は少しきつそうだったけど、自分で歩けると言ってきかなかったからそのまま自力で上がってもらった
上がりきるとちょうど電車が来ていたからそれに乗り込んだ
「お、ラッキー、空いてんじゃん」
微妙な時間だからか、普段より空いている車内は席もいつもより開いていた。
Aを席に座らせて俺も隣に腰かけた。
続く (更新停止中)
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玲(プロフ) - わあっ、、この作品は本編、番外編共に大好きなので更新嬉しいです！！作者様のペースで…！！応援してますっ！ (2020年3月24日 2時) (
レス) id: b073270a8e (このIDを非表示/違反報告)
游 - 新年早々、更新に気づいて嬉しすぎますー！！この作品大好きなので、いつまでも応援してます！ (2020年1月6日 20時) (レス) id: b11505e6a9 (このIDを非表示/違反報告)
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