番外編 2 ページ48
次の日。結局宏斗は昨日来なかった。
多分、会議か何かが入ったんだと思う
…それにしても…
「クリスマスイブかぁ…」
そう、今日はクリスマスイブ
この病院でも催し物があって、小児科の子供がプレゼントを貰ってはしゃいでいる
「ずいぶん、賑やかだな」
ふと扉から声が聞こえて振り返る
「あ！宏斗！」
「おー。昨日は悪かったな。急に会議がはいって…」
「そんなことだろーと思ってたからへーき！それより今日は？」
「あぁ、一時間ほどしたら得意先の会社に行く。ここから近かったからついでに寄った」
くしゃっと宏斗がわたしの頭を撫でる
…宏斗は嘘をつくとき、誰かの頭をなでる癖がある。
…多分、この近くにあるなんて嘘。
私が心配になってきたんだと思う。
「…アリガト」
「どういたしまして」
それから、しばらく話をしていた。
合うのが久しぶりだっから、さよならするのがとても寂しく感じてしまった
「さて、そろそろ行くか。」
「あ、待って送ってく！」
そういって、ペットから降り、足を付けたその時だった
「うっ…！！」
急に、お腹が痛くなった。
思わずうずくまる私。
宏斗は焦りながらナースコールを押した
すぐに、看護師さんがやってくる
「白石さん！大丈夫ですか！？」
私を呼ぶ声が聞こえてくる。
「…っ、先生を呼んできます！！」
慌ただしく動きまわる看護師さん
宏斗がどこかに電話をかけ、かけ終わると私の元へ寄ってきた。
「大丈夫だ。ゆっくり息しろ」
しばらくすると、先生がやってきた
「…まずいですね。このままだと、母子ともにに危険だ。予定日にはまだ早いですが、しかたないです。」
そう告げられ、急いで分娩室に運び込まれた
運ばれている最中。この子は未熟児である可能性が高いと告げられた。
それもそうだ、なんて言ったって、私は病弱でろくに栄養も与えてあげられなかったのだから。
…この子が、無事でありますように
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「暗殺教室」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
碧奈(プロフ) - ふらわぁ@無理ゲーはパスさん» あけましておめでとうございます。本年もこの小説をよろしくお願いします (2016年1月1日 0時) (
レス) id: d2a325891d (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ@無理ゲーはパス - あけおめです!ガキ使見ながら年越しだぁ。あと旭さん(ハイキュー!!)お誕生日おめでとう!業くん可愛いね!((関係ない← (2016年1月1日 0時) (レス) id: 59e881a9a1 (このIDを非表示/違反報告)
碧奈(プロフ) - ふらわぁ@無理ゲーはパスさん» し、死なないでくださいね！？(；・∀・)w (2015年12月31日 9時) (レス) id: d2a325891d (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ@無理ゲーはパス - 返信ありがとうございます!業くん、可愛すぎです。可愛すぎて萌え死しそうです。助けて業くん(俺の嫁) (2015年12月31日 9時) (レス) id: 59e881a9a1 (このIDを非表示/違反報告)
碧奈(プロフ) - ふらわぁ@無理ゲーはパスさん» ありがとうございます！そう言って頂いてとても嬉しいです！カルマくんはこれからもっと可愛く、かっこ良くしていけたらなと思っております！ (2015年12月31日 3時) (レス) id: d2a325891d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
